【2022年1月】ポルトガルのポルトから郊外のマトジーニョスへ、シーフードを食べに行きました。
マトジーニョスはポルトの北10キロぐらいのところの海辺にある港町です。
最初は、ポルトのドウロ川河口の対岸辺りにあるというシーフード街に行くつもりだったのですが、前日に乗ったタクシーの運転手が「私はあそこよりマトジーニョスの方が好きですね」と言ったので、そうすることにしたのです。
そして、このタクシーの運転手に迎えに来てもらいました。
マトジーニョスには、シーフード・レストランばかりが建ち並ぶR. Herois de Franca という1本の通りがあります。
どの店も外で魚を焼いているようでした。
焼いている人には、黒人が多かったのが目に付きました。
運転手が自分のお気に入りだと言って連れて行ってくれたのは、その中の一軒、S.Valentimというレストラン。
母屋の外にガラス張りのコンテナを設えて、気取った雰囲気のテーブルが並べてありました。
私達が午後1時前に入った時には、まだ空いていましたが、出るころには満員で、外で待っている人がいたくらい。
例によってスターターは、チーズとオリーブが勝手に出てきましたが、その上にタコのサラダを頼みました。
このサラダの様子や味付けは、イタリアで食べるタコ・サラダと同じで、芋が入っていないだけ。
メインには、大きなスズキ1匹を開いて焼いたものを二人で分けました。
焼く前に、これで良いか、魚を持ってきて見せてくれました。
身がしっかりしていて、とても美味しかったです。
付け合わせは芋とキャベツ。
キャベツがバター味で美味なり。
デザートには、夫がレモン・タルト、私は「空のナタ」という名前のクリーム満載のお菓子。
乗っていた黄色いものは卵かな。
とても美味しいのですが、ちょっとこってりし過ぎていて、最後の方は持て余しました。
これにワイン1本とコーヒーを入れて、全部で€88.50(12000円ちょっと)。
十分満足したので、納得のいくお値段です。
食後は辺りを散策しました。
私達が歩いたマトジーニョスは、全く美しくない産業都市。
コンテナや、メタルの類が積み上がるところを歩いた後、元来た道を戻ったら公園がありましたが、それだけ。
もっと探せば、見目の良い通りもあったのかもしれませんが。
3時に例のタクシー運転手が迎えに来て、ポルトに帰りました。
タクシーの往復代は€50と、まあ予想通りでした。