【2023年1月】スペインのカスティーリャ・イ・レオン州の歴史的な町、アビラでは、Meson El Rastro というレストランを2時に予約してありました。
私達は極力、ランチを一日のメインにしています。
2時と言えば、ランチとしてはかなり遅い時間なのですが、それより少し前に着いたら、お客さんが誰もいません。
ちょっと不安がよぎりました。
ガイドブックに載っている店だし、夫がオンラインで好評であることを確認してあったのですが。
長らく貸し切り状態が続いた後、続々と人が入り、私達が出る時には、ほぼ満席になっていました。
昼食も夕食も遅いスペインでは、こういう経験がよくあります。
古めかしい良い感じのレストラン。
1881年創設の老舗です。
ホテルも兼ねている様子でした。
何しろ寒い日だったので、私達にしては珍しく、前菜はスープにしました。
夫のは、Sopa Castellana という名前で、卵が入っていてこってり。
キャベツなど野菜も入っていますが、脂っぽいスープでした。
私のは、あっさりの極みのコンソメ。
普通でした。
メインは二人ともお肉。
夫のは、二人で一皿でよかったほど巨大な牛肉。
柔らかくて焼き具合も良く、塩も効いていて、ばっちり。
だた、本当に大きすぎて、私も手伝ったのですが、食べきれませんでした。
私のメインは、牛肉のエスカロープ。
サーロインを頼んだはずだったのですが、英語のメニューで選んだので、ウエイターが読み取りを間違えたようです。
でも、夫のがあまりに巨大だったので、大きすぎないこれで良かったです。
これはコトレッタ・アッラ・ミラネーゼの牛肉版。
食べ慣れている仔牛肉のよりは重たい味でしたけど、これはこれで美味しかったです。
野菜不足解消のために焼き野菜も取り、これでお腹がいっぱいだったのですが、私だけデザートにプリン。
「1880年の基本レシピに沿った」と形容されていたのですが、「これぞプリン!」という出来で、嬉しかったです。
スペインやポルトガルでは、密度の高い重たいのが多いのですが、これは昔々子供の頃、日本のデパートで食べていたような、柔らかくて味はしっかりしているプリン。
100点満点をあげましょう。
以上にトレドのワイン1本を入れて、全部で€83.50(約13000円)とリーズナブルでした。