【2012年9月】ドイツのイダーには、欧州で唯一、一般公開している宝石鉱山があります。
ここでは、メノウやジャスパーなど4種類の石が採れるんだそうです。
15世紀あたりから1875年まで採掘されていました。
組織的にではなく、付近の農民が小遣い稼ぎに掘って売っていたとか。
19世紀はじめ、経済状況の悪化から、この辺りの住民が多数、新天地を求めてブラジルに移民。
そのうちの誰かが、ブラジルではもっと大量にメノウが採れることを発見し、ブラジルから安く輸出を始めたため、この鉱山の採算が合わなくなって閉山したのだそうです。
つまり資源が尽きたわけではなく、今も宝が埋まっているというわけですね。
宝石というものは、火山活動の中で生まれるものだということも学びました。