三人の神様

三人の神様

【2015年1月】ベトナムホイアンでは、最後に貿易陶磁博物館を見学しました。

博物館といっても、19世紀後半の民家を改装したもので、ホイアンが世界の幅広い地域と交易していた証拠を示す展示品だけでなく、建物そのものも興味深いものでした。

入口の看板には、1995年に日本人の専門家の援助を得て、博物館にしたとありました。

日本からの陶磁器としては、主に有田焼が取引されていたようです。

この家の中庭に神様が祭ってありました。

ここでガイドのハイさんが「ベトナムの家庭には三人の神様がいます」と説明。

一人は庭、もう一人は玄関、最後の一人は台所の神様だそうです。

台所の神様は重要で、毎年12月に、その家族の一年の行いを天に報告しに行きます。

そのときに、鯉に乗って天に上るんだそうです。

ベトナム人の殆どは仏教とで信仰心が篤いという話でしたが、こういった民間信仰も深く根付いているんですね。