荒野と歴史ある村が広がるデヴォンの国立公園

ダートムーアはイングランド南西部、デヴォン州に広がる高原地帯です。その大部分はダートムーア国立公園として保護され、広大な荒野、谷、川、そして「トア」と呼ばれる特徴的な花崗岩の岩山が点在しています。イングランドを代表する自然景観のひとつで、デヴォンの海岸や町とはまったく異なる風景を見ることができます。

この地域には数千年前から人々が暮らしてきた痕跡があります。荒野には立石やストーンサークル、先史時代の集落跡などが残り、歴史的な村や石橋、古い道からも長い歴史を感じることができます。

ダートムーアを象徴する存在のひとつがダートムーア・ポニーです。何世紀にもわたってこの地域で飼育されてきたポニーが、現在も広い荒野を歩く姿を見ることができます。

見どころ

ダートムーアの魅力を楽しむには、荒野を横切る道路や遊歩道を巡りながら、各地のトアを訪れるのがおすすめです。中でもヘイトアはよく知られており、周囲の広大な風景を見渡すことができます。

歴史ある村ではワイドコム・イン・ザ・ムーアが有名です。伝統的な石造りの建物が並び、高い塔を持つ聖パンクラス教会が村のランドマークになっています。

ポストブリッジでは、巨大な花崗岩の板を組み合わせて造られた歴史的な「クラッパー・ブリッジ」を見ることができます。

国立公園の西側にあるタヴィストックは、この地方の鉱業の歴史とも深く関係する古い町で、ダートムーア観光の拠点としても便利です。

園内には多くのハイキングコースがありますが、天候が急に変わることもあり、人里から離れた場所も多いため、長時間の散策には十分な準備が必要です。

ベストシーズン

日が長くなる晩春から夏は観光しやすい季節です。秋には荒野の植物が色づき、印象的な景観を楽しめます。ただし、雨や風、霧は一年を通して発生する可能性があります。