シパキラはコロンビアの首都ボゴタから約50キロ、サバナ・デ・ボゴタと呼ばれる高原地帯にある町です。古くから続く岩塩採掘と、地下の坑道に造られた壮大な塩の大聖堂で知られています。
この地域と塩の関係は、スペイン人が到来する以前までさかのぼります。先住民のムイスカ族は塩を採掘して交易を行い、それは地域の重要な資源となっていました。植民地時代にも採掘は続き、シパキラの発展を支えました。
有名な岩塩坑だけでなく、市内には植民地時代の面影を残す歴史地区もあります。広場や教会、古い建物が残り、ボゴタから日帰りでも訪れやすい観光地です。
最大の見どころは塩の大聖堂です。岩塩坑の地下に造られた巨大な空間で、岩塩を掘って造られた通路や礼拝空間を進みながら見学します。照明によって浮かび上がる岩壁や十字架が、独特の神秘的な雰囲気を作り出しています。
現在の施設は1995年に完成し、それ以前に鉱山労働者たちが造った地下聖堂に代わるものとして整備されました。正式なカトリック教会の司教座聖堂ではありませんが、宗教的にも重要な場所として知られています。
塩の大聖堂は**塩の公園(Parque de la Sal)**の一部となっており、岩塩採掘の歴史や、塩がシパキラの発展に果たした役割についても知ることができます。
市内ではコムネロス広場が歴史地区の中心です。周囲には教会や歴史的建築が並び、近くの通りにも植民地時代や共和国時代の建物が残されています。
地下の大聖堂だけでなく、時間に余裕があればシパキラの旧市街もゆっくり歩いてみるのがおすすめです。
シパキラは一年を通して訪れることができます。標高が高いため気温は比較的穏やかで涼しく、ボゴタからの日帰り旅行でも羽織るものを用意しておくと安心です。
[2016年12月]写真のこのペンダント、何でできていると思いますか?…