しょぼい新市街で見つけたヴィン・サント

しょぼい新市街で見つけたヴィン・サント

【2023年6月】イタリアのトスカーナ地方の町、チェルタルドの旧市街で大満足のランチを食べた後、辺りを少し散歩したのですが、どうも雲行きが怪しくなってきました。

イタリア、トスカーナ地方のチェルタルドの新市街を見下ろす
上から見ると、新市街もそれなりですが

とりあえず、一度、宿で休もうということになり、フニコラーレ(ケーブルカー)で下界の新市街へ。

このタイミングで帰ることにして、本当にラッキーでした。

というのも、帰り着いたとたん、大嵐

雨風の勢いがものすごくて、これは外にいたら3秒でぐしょぬれです。

こういうのをゲリラ豪雨と呼ぶのでしょうか。

とにかく、帰り着いていて良かったです。

一休みしたら雨も上がったので、散歩に出かけました。

宿主がカントゥッチを置いておいてくれたので、それに合うヴィン・サントを買うのが目的です。

しかし、新市街は全く何もない町でした。

イタリア、トスカーナ地方のチェルタルドの新市街から旧市街への階段
旧市街に続くと思われる階段

丘の上の旧市街は観光地で、そのものが博物館のようですが、人々が暮らす新市街は、この上なくつまらないのです。

一応、中心となる広場はあるのですが、駐車場になっていて、周りにある店もぱっとしません。

少し歩いて水が少ない川を渡ってみたのですが、やっぱり何もありません。

夫がタバッキの人に尋ねて教わったしがない小売店で、ヴィン・サントの小瓶を見つけました(€12強≒1900円ほど)。

イタリア、トスカーナ地方のチェルタルド産のヴィン・サント
地元のヴィン・サント

ラベルによると、チェルタルドで作られた地元のヴィン・サント。

夫が調べたら1930年創設のメーカーで、今は創業者の孫が継いで運営しているとのこと。

甘味のないヴィン・サントで、カントゥッチを浸して食べると、とても美味。

そのまま飲むと、つまらない味でしたが。

アルコール度は15%でした。