【2012年10月】ミラノのドゥオーモ広場にミラノ国鉄の新幹線「赤い矢」号が展示されていました。
これは、9月に発表され、来年にも導入される見通しの「フレッチャ・ロッサ1000」という最新型なのだそうです。
最高時速400キロ出すことができ、実際の営業でも最高360キロで走るとのこと。
これで、ミラノ-ローマ間が現在の3時間半から2時間20分と大幅に短縮されるという話です。
今年、イタリアの鉄道界は、民営の「イタロ」が4月に鳴り物入りで運営を開始して大変革を遂げました。
何しろ、初めての民営鉄道。
フェラーリやトッズの幹部が投資していることも話題になりました。
この「イタロ」は現在、ミラノ-ローマ間をノンストップで2時間45分で結んでいるそうです。
「赤い矢」号の新型モデルもこれに対抗しているわけですね。
鉄道の競争導入は消費者にはありがたい話ですが、これで航空業界もとばっちりを受けているとか。
国内線を飛ばしているアリタリアの経営がまた難しくなっているというニュースを最近、聞きました。