【2024年3月】英国最後の国内旅行先をイングランド南西部の町、トーキーにしたのは、会いたい人がいたからです。
夫は仕事がらみで、毎日、スクリーン越しに顔を合わせている人ですが、実際に会ったのは、これで2度目。
彼女とその夫は、トーキーで生まれ育った地元民です。
初日に連れて行ってくれた海辺のレストランでは、「ここのビーチから、あそこの桟橋までよく泳いだものよ」などと話していました。
そのレストランは町の中心から離れたBabbacombe というエリアにあるThe Cary Arms。
トーキーは、昔別々の村だったところが寄り集まった町なのだそうで、Babbacombeもその一つ。
海辺なのでシーフードです。
おしゃべりに花が咲いたので、写真をほとんど撮っていないのが残念ですが、私はホタテ貝を前菜に食べ、メインはスカンピでした。
夫の前菜はスモーク・サーモン+卵のちょっと変わった一品で美味しかったと言っていました。
メインはいつものように、フィッシュ・アンド・チップス。
これも、もう食べ納ですからね。
ここからの海の眺めも、ご馳走の一つだという話でしたが、もう暗くて何も見えなくて残念でした。
トーキーで泊まったのは、町の中心に近いHampton というホテルです。
半年ほど前にグラスゴーで泊まったホテルに似た雰囲気の新しめのホテルでした。
トーキーは今、ビルディング・ラッシュ。
新しいホテルがどんどん建っているほか、町なかの再開発も進んでいて、駅からホテルの短距離も、そのためにぐるっと大回りしなければなりませんでした。
翌朝、港周辺をしばらく散歩しました。
写真はたくさん撮ったのですが、残念ながら、今にも降り出しそうな灰色の日で、どんよりした海の景色の写真ばかり。
ヨットのマストが立ち並ぶ様子は、裕福なリゾート地を表しているようですが、陸側はみすぼらしい印象でした。
友人夫婦には、「町の中心部には酔っ払いやホームレスが多いから行かない方が良い」と忠告されていましたが、ちょっとだけ歩いてみました。
確かに、かつては華やかだったかもしれない通りも、今は廃れていました。
建物自体は悪くないのに、入っている店舗があまりに安っぽ過ぎて、絵になりません。
そして、英国の海岸沿いの町にはドラッグ問題がはびこっているそうで、その当事者と思われる二人ともすれ違いました。
でも、今進んでいる再開発が完了すれば、またイメージが変わるのかもしれません。
ちなみにトーキーは、英国では誰でも知っているコメディ、「フォルティ・タワーズ」の舞台だったそうです。
実際にあったホテルがモデルなのだそうですよ。