【2021年6月】私達のエディンバラ滞在中に来てくれた友達と過ごした最後の日は、エディンバラの北西37.5キロほどのところにあるフォルカーク付近に行きました。
目指したのは町自体ではなく、フォルカーク・ホイールです。
ガイドブックに一項目設けてあるほど有名なモノなのですが、読んでみても、今一つ実像が想像できませんでした。
なので、ここで言葉で説明してもわかりにくいかと思いますが、これは水位が異なる運河を船が航行するためのロックに代わる装置です。
大きな車輪のゴンドラに船(と水)を乗せ、180度ぐるっと回ることで、高低差の大きい二つの運河を結びます。
段差が激しく、普通のロックをいくつも作らなければならないところを、これ一つで済ませられるというのがポイントのようでした。
2002年に完成したもので、世界でただ一つなのだそうです。
友達がエンジニアリングに非常に興味を持っているため、友達夫妻は02年にこれができた直後に見に来たことがあり、今回はなんと、3回目だとのこと。
できたての頃と違って、このフォルカーク・ホイールを中心に、ちょっとしたツーリスト向け施設が整っていることに彼らは驚いていました。
ツーリストは、実際に船に乗って、ホイールで船が持ち上げられるのを体験することができます。
私達も是非、乗りたいと切符売り場に行ったのですが、コロナのせいか本数が減っていて、都合の良い時間に乗れなかったので諦めました。
残念。
代わりに、人々が乗った船がぐるっと回って持ち上げられるのを見ました。
この船が持ち上げられると同時に、先に行って戻ってきた船が二つ目のゴンドラに乗って降りてきます。
ゴンドラには大量の水も入るわけですが、その量は300トン近くにもなるそうです。
高さは35メートル。
船に乗ったまま観覧車でぐるっと回るようなものですね。
180度回った末にゴンドラの門が開かれ、船が前進するというわけ。
測りませんでしたが、この半回転にかなりの時間がかかっていました。
運河を航行する一般の船のためのものですが、私達がいた間は、このツーリスト向けの船だけがホイールを使っていました。
そこを後にして、フォルカークの町へ。
友達が調べておいてくれた Finnegans というカフェで、サンドイッチとスープの軽いランチとなりました。
ものすごく美味しかったわけでもないですが、評判の良い店であるらしかったです。
兄弟とみられるここのおじさん達の感じが良かったです。
ただ、残念なことに、ここまでもっていた天気が一気に崩れ、土砂降りに。
この日は以降、雨が止むことはありませんでした。