【2019年8月】イタリアのウンブリア州での小旅行、最終日になってようやく、滞在していたペルージャを観光しました。
泊っていたホテルの前のコルソ・ヴァンヌッチ通りを町の中心に向かってまっすぐ行くと、11月4日広場に出ます。
ここがペルージャの中心だとガイドブックに書いてあります。
まず目に留まるのが噴水。
フォンタナ・マッジョーレという名前で、彫刻家の二コラとジョヴァンニというピサーノ父子によって作られ、1278年に完成したものだとか。
彫刻家の作品というだけあって、噴水を囲んでいる彫刻が見事。
今は周りに柵ができていて、人は噴水そのものに近寄れないので、もっぱら鳩の水飲み場になっていました。
広場とコルソ・ヴァンヌッチ通りに面して建っている歴史的な建物の一つは、パラッツォ・デイ・プリオリ(プリオリ宮)です。
12世紀後半から13世紀初めに建てられた宮殿で、エレガントなイタリアのゴシック建築の代表とのこと。
今は市庁舎と美術館が入っているそうです。
通りに面した方からまず入ったら、薄暗い空間に、オルヴィエートの象徴であるグリフィンとライオンが展示されていました。
目を見張ったのは、11月4日広場に面した入口に階段を上って入ったところにあるサラ・デイ・ノータリ(公証人の間)。
部屋全体がかまぼこ型になっていて、壁や天井が美しいフレスコ画で覆われています。
フレスコ画の内容は、聖書や伝説の場面だそうです。
ただ、並んでいたのが、あまりにもミスマッチな鮮やかな水色の椅子。
市庁舎でもあるこの建物で、今も使われている部屋なので、座り心地の良い席が必要なのは分かりますが、何も水色にしなくても・・・。
このパラッツォ・デイ・プリオリのほぼお向かいにあるのは、14世紀にできたサン・ロレンツォ大聖堂です。
薄いピンクの大理石を使った幾何学的な壁の模様が素敵です。
たまたまミサの最中で入れなかったり、二度目に行った時には、お昼休みの直前で長居できなかったりした大聖堂ですが、アッシジのやオルヴィエートのに比べると、あっさりした印象でした。
写真は不可とのことでしたが、みんな撮っていたので、私も一枚撮った次第。