ムラノの呆れたホテル

ムラノの呆れたホテル

【2017年3月】今回、ヴェネツィアの離島、ムラノでは、フランスの巨大ホテルチェーン、アコールが運営しているソフィテルに泊まりました。

正式には La Gare Hotel Venezia MGallery by Sofitel といいます。

ピンからキリまであるアコールのチェーンの中では、高級なホテルと位置付けられているようです。

確かに、おしゃれな雰囲気で気取っていましたが、難点がいくつか。

まず、チェックイン時間は午後2時と明記してありますが、私達が着いた2時15分に、部屋の準備ができていませんでした。

待った時間は少しでしたけれど、呆れました。

もう一つ、もっと大きな問題が。

実は三日目に、ちょっとした事故で夫がホテル内で怪我をしたのです。

その時の対応が最悪。

ずいぶん待たせた後に持ってきた消毒液の使用期限が切れていたのです。

地元の医者を呼んでもらって、それで処置ができたので大事には至りませんでしたが。

そして、夫がこの件について後でレセプショニストに抗議したら、女性の受付が、なんと開き直って「大ごとが起こったら、救急車を呼ぶのでいいのです」と言ったのだそうです。

その後、地元の薬局でその話をしたら、「法律違反だ」と驚いていました。

そういうわけで、いまいち、印象が悪かったホテルですが、以上の件以外は、問題ありませんでした。

部屋のデザインはミニマリスト系ながら、無味乾燥ではありませんでしたし、広さも十分。

ヴェネツィアの市街まで乗り合いタクシーのシャトルを出していました。

ちなみに、このホテルは元のガラス工場をホテルに仕立てたものだそうです。

工場らしさを残しながら、ガラスの町であるイメージをふんだんに取り入れたデザインなのだとか。

そういえば、入口辺りに立派なガラスのシャンデリアがありましたっけ。