ロックポートでロブスター

ロックポートでロブスター

【2016年10月】米国のボストンから北東へ64キロのところにあるロックポートへ遠足しました。

ボストンのホテルの目の前に地下鉄駅があり、そこから北駅へ。

地下鉄の切符は、駅員が親切に買い方を教えてくれました。

ボストンの人々は往々にして親切です。

北駅からローカル線に乗って一時間ちょっとでロックポートに着きました。

この国の列車は本当にゆっくり走ります。

ロックポートはケープアン半島の突先にあり、青い海と木造の家々が並ぶ可愛らしい町です。

ここに来たのは、ボストンの初日に案内してくれたフランおばさんのお薦めだったからです。

すでにホリデー・シーズンは終わっていて、閉まっていた店も多かったけれど、覗いてみたい小売店もけっこう並んでいました。

港沿いに歩いていたら、ロブスターが山盛り入った箱を船から運んでいるところに出くわしました。

ここはロブスター漁業で有名な町なのです。

写真を撮らせてもらったら、おじさんが「ここで食べられるよ」と指さしました。

そこがネットで紹介されていて目を付けていた Roy Moore Lobster Co.でした。

裏口から入ったような形になりましたが、庭のテーブルで、名物のロブスター・ロールと生ガキを食べました。

新鮮で美味!

私達の斜め前に座っていた地元の男たちは、ゆでロブスターを何匹も食べていました。

普通、高くて気取った食べ物であるロブスターが、こんなにやすやすと大食いされているのを見るのは気持ち良いものです。

値段をメモしなかったのが悔やまれますが、本当にお手頃でしたよ。

この日はさわやかな晴天で、食後には気持ちよく写真を撮りながら散歩できました。

途中で私達の写真を撮ってくれたおじさんが、「自分は東西南北あちらこちらで暮らしたが、妻がここに来たことがないというので連れてきた」と勝手に語っていましたが、彼の言う東西南北はすべて、米国内の話のようでした。

米国が世界だと思っている米国人がいると聞いていましたが、こういうことなのだなあと思った次第です。