中央市場

中央市場

【2016年2月】スペインバレンシアでの二日目は良い天気。

前夜、空港からホテルまでのタクシーの車窓から見た辺りの様子は、イタリアとあまり変わらないなあと思ったのでしたが、白日のもとで見ると、建物が装飾的でどぎつい感じです。

やはりイスラム教徒が支配した時代が足跡を残しているということでしょうか。

この日最初の目的地は中央市場です。

8160平方メートルある大きな屋内食物市場で、野菜の売り場を通り過ぎると、市場に出ました。

チリのサンティアゴの市場を思い出しましたが、こちらの方が広いし、活気もあるようでした。

ツーリストも多いのですが、地元の老夫婦が品定めしている姿も。

新鮮な食材を見ていたら、前夜の食べ過ぎで調子が悪かった私でさえ、何だかお腹が空いてきました。

市場の中にカウンターで食べるコーナーがあって、ココロが惹かれたのですが、長蛇の列に気おされて諦めました。

ここは、1839年に青空市場として始まったとのこと。

1910年のコンペで現在のデザインが決まったそうです。

完成したのは1928年。

鉄筋とガラスと陶器でできたアールヌーボー風のデザインでとても素敵です。

現在は、約400の業者が出店していて、意外なことに、宅配もやっているそうです。