【2019年8月】イタリアのミラノから列車でウンブリア州のペルージャへ行きました。
フィレンツェまでは特急のフレッチャロッサで、1時間40分で着いたのですが、そこからはローカル線(それでも急行ではあったようですが)で2時間10分ほどかけてペルージャへ。
途中、トラジメーノ湖の脇を通りましたが、その他の景色はあまりぱっとせず、眠ったり目覚めたりしながら、やっと着いたペルージャは雨。
今回の小旅行はウンブリア州に焦点を当てたのですが、ペルージャに限らず、どこも旧市街は丘の上にありました。
駅からはタクシーで、どんどん上り、La Rosetta というホテルに着きました。
立地条件が最高で、建物自体も歴史がありそうなホテルです。
もっとも、ホテルとなったのは1922年のことで、オーナーの奥さんが薔薇好きのリゼッタさんだったので、ロゼッタというこの名前が付いたそうです。
7部屋からスタートし、今は75部屋あるとのこと。
チェーンホテルにはない、趣のある独特の内装でした。
着いたのがすでに夕方だったので、さっそく夕食へ。
ネットで調べたIl Giurista というレストランに行きました。
表の通りからかなりの階段を降りたところがダイニングルームで、ワインセラー風。
実際一部屋はワイン部屋でした。
前菜はハムとチーズの盛り合わせをシェアし、私はメインにシンプルなタリアータ・ディ・マンツォ(焼いた牛肉の薄切り)。
焼き加減、塩加減がばっちりで、これまで食べたタリアータの中で最高水準でした。
夫は牛肉の煮込み、一緒に行った友達は手打ちうどん風パスタとイノシシのラグー。
デザートに、私はヴィンサントと地元のビスケットを食べたのですが、このビスケットが普段食べるカントゥッチより軽く、さくさくしていて美味しかったです。
全て、満足の行くお料理。
今回のイタリア行きでは、これが最初の美味しいイタリア料理でした。
というのも、8月のミラノは、大げさに言えばゴーストタウン。
お気に入りのレストランが夏休み中で、全滅だったのです。
かろうじて開いていたところも、どうも代行シェフ、代行ウエイターだったようで、味もサービスもいまいちでした。
夏のイタリアは、観光地に行かないと、イタリアの良さが味わえないのだと肝に銘じたことでした。