【2022年4月】ブルガリアのプロヴディフ旧市街の観光の日、そろそろお昼時になりました。
仮装写真店の主人が推薦してくれたRahat Tepe というレストランへ。
目抜き通りのSaborna通りの突き当りで、この日の朝、訪れたネベト・テペの遺跡の麓にあります。
入口は普通サイズなのですが、入ってみたら、その大きさにびっくり。
屋内のスペースだけでなく、外にたくさんテーブルがあり、丘の上なので、見晴らしも良好。
私達は、日蔭のテーブルに落ち着きました。
写真付きのメニューの中から、まず、普通のサラダと、揚げたズッキーニをアイオリソースにつけて食べるものを前菜に選びました。
このズッキーニ、薄くスライスしてあって食べやすく、アイオリソースとの相性が絶妙で、素朴ながら、とても美味しかったです。
メインには、「サチ・エクストラ」という名前のもの。
これは、ホットプレートにソーセージ、チキン、ポーク+たくさんの野菜が乗っている郷土料理です。
鉄板焼きのブルガリア版といった感じでしょうか。
これが、なかなか美味しかったです。
特に細めのソーセージが気に入りました。
最初、このサチを二つ頼もうとしたら、ウエイターに止められました。
メニューの写真では小さく見えたのですが、二人でシェアしてもたっぷりの量。
ようく見たら、メニューにグラム数が書いてありました。
デザートには、ヨーグルトを選びました。
ブルガリアといえば、ヨーグルト(少なくとも日本では)ですが、今回の旅行でヨーグルトを食べたのは、後にも先にも、この時だけです。
パンナコッタを少し酸っぱくして、ねっとりさせたような物で、予想したよりリッチで私好みでした。
夫はデザートの代わりにグレープのラキア。
ラキアは、バルカン半島ではどこででも見られる強い蒸留酒です。
グラッパとほとんど同じもののようですね。
私はグラッパもラキアも苦手ですが。
このテラス席はビヤガーデンのような雰囲気で、実際、ビールを飲んでいる人が多かったですが、私達は地元のワインをボトルで飲みました。
以上でお会計は77レフ(約5300円)と、とてもリーズナブル。
満足のいくランチとなりました。
ところで、このレストランのお向かいに、クラフトセンターがあります。
朝通った時には閉まっていたのですが、お昼時には開いていたので覗きました。
何人かの工芸家が、この建物で作業をしながら、販売もしているところで、この日やっていたのは、織物・フェルトの工芸家のおばさん一人。
はっきり分からなかったのですが、この施設は日本の文化機関が出費してできたもののようで、日の丸が付いた看板がありました。
ブルガリア工芸を代表するような工芸家が選ばれてここに入っているというようなことのようでした。