【2014年11月】ポルトガルのコインブラでは、迷路のような坂を上ったところで、雨。
この旅行中、ずっと降ったり止んだり晴れたりの変わりやすい天気だったのです。
ちょうど博物館があったので、雨宿り代わりに入ることにしました。
こんな調子だったので、全く期待していなかったのですが、入ってびっくり。
この国立マシャード・デ・カストロ博物館、とても立派です。
係りの人に地下からどうぞ、と指示されたので、行ってみたら、何と、遺跡そのもの。
この博物館、実はローマ時代の地下回廊の上に建てられていたのです。
ローマ時代、コインブラはアエミニウムと呼ばれていたそうで、その当時の公共広場がここにあったとか。
ずっと時代が下ってコインブラ司教の宮殿だったところを、1913年に博物館にしたんだそうです。
紀元1世紀から17世紀の彫刻や絵、宝物などが時代を追って展示されています。
礼拝堂そのものも展示物の一つ。
写真は、テラコッタでできた最後の晩餐の出席者の一部です。
ちなみに、マシャード・デ・カストロというのは、この町で生まれた18世紀の彫刻家の名前だそうです。