【2023年12月】イタリアのシチリア島、パレルモでの年末、この日は満足の行く食事をした後、午後に夫のヘアカットが予約されていたので、そちらへ向かいました。
パレルモにツテがあるわけではないので、ネットで適当に見つけた床屋です。
以前にも言いましたが、夫は旅先でよく散髪します。
各地の床屋事情を知るのも面白いものです。
今回の床屋は、割かし今のトレンドに沿った内装。
トレンディーな床屋で大失敗した例があるので、どうかなと思ったのですが、夫によると、感じは良かったとのこと。
小太りの父親と息子2人が働いている家族経営の店でした。
ひげに物凄くこだわりのあるお客が、夫の隣に。
息子の一人が担当していたのですが、その客はカットに何度も、細かい注文を付けていました。
イタリアの男性は、英国などと比べて、見た目に気を遣う人が明らかに多いです。
夫の髪を切ったのは、父親の方。
まあ、普通に切られたかな、と思ったのですが、その後が痛快。
何しろこのオヤジ、自信満々で、「正面と後ろ姿の写真を撮っておくといいよ。それを次に床屋に行くときに見せるんだ」ですって。
よく見ると、サイドに少し切り残しがあったのですけれどね。
この理髪店は、有名な劇場、テアトロ・マッシモの近所でした。
劇場の入口への階段にポインセチアの赤い絨毯が敷き詰めてあって、その中に白いポインセチアで2024と描かれているという演出。
ここで年末年始の特別コンサートがあるということはネットを通じて知っていたので、チケットが残っていないか聞きに行きましたが、2人並んでは座れなかったので、諦めました。
劇場の前では音楽の演奏が。
趣旨は分かりませんでしたが、年末の賑わいを盛り立てていました。