【2015年4月】そういうわけで、北キプロス・トルコ共和国に入りました。
行先はファマグスタでしたので、その近くのチェックポイントを通りました。
車を降りて検問所でパスポートを見せます。
ぺらっとした紙に氏名を書き入れ、はんこを押してもらいます。
この紙は出るときに必要なので、なくしてはいけません。
首都のニコシアでは長い列ができていましたが、このチェックポイントは閑散としていました。
北に入ったからといって、様子ががらっと変わるわけではないですが、目に付いたのは、これまでほとんど見なかった有色人種の人たち。
産業が何もない北キプロスが大学教育を産業と位置付けて、留学生を勧誘したからだそうです。
それから、トルコの田舎で見るような、シャルワール(もんぺ)姿のおばさんを数人見かけました。
そうそう、そしてこちら側ではユーロではなく、トルコ・リラが使われています。
北側で最初に見学したのは聖バルナバ修道院だった所です。
5世紀に大主教の枕元に聖バルナバ本人が現れて、自らの墓場を指し示したことから建てられた由緒ある修道院ですが、今は、教会だった建物がイコン博物館、修道士の部屋が考古学博物館となっていました。
どちらも、あまり手入れされていない様子でした。
地下埋葬所の見学もできました。