復活祭のメニュー

復活祭のメニュー

【2014年4月】復活祭の時期には基本的に、西欧以外の地域へ行くことにしています。

というのも、西欧では店やサービスが閉まってしまうからです。

正教では、カトリックなど西欧のキリスト教と復活祭の日の数え方が違うため、日にちが一週間ぐらいずれる--と信じきっていたので、今回も行き先をルーマニアにしたのでした。

ところが、実は重なることもあるのでした。

友達によると、三年に一回ぐらい重なるそうです。

今年はそういう年で、ルーマニアの復活祭を体験したわけです。

ルーマニアでは復活祭をクリスマス以上に大切に思っているとのことです。

友達の親戚の家に招かれて、ご馳走をいただきました。

まず、自家製のチェリーのお酒を飲み、それから、赤く塗った卵を隣どおしで割り合います。

割れなかったほうの卵が勝ち。

特に意味はないそうですけれど。

卵を食べた後は、サラダが三種出ました。

そして国民食のサルマーレ(小さいロールキャベツ)や羊のレバーが入ったパテが続き、メインは復活祭の伝統食である羊料理。

この家では、ローストダックも出ました。

その後、一家の長老、91歳のお婆さんが作ったという復活祭独特のお菓子。

イタリアのパネトーネに似ていました。

そして最後にリコッタチーズケーキ。

全て手作りです。

食事中は、これも自家製だという赤ワインを飲みました。

お腹一杯、素晴らしい体験でした。