【2021年9月】イタリアのフィレンツェでの2日目、絶景スポットとして名高いミケランジェロ広場に行って、日が沈むのを見るつもりでした。
ところが、ホテルからのプレゼントのピンクのシャンパンを飲んで、ベッドに横たわったら眠ってしまい、目覚めたのが6時半過ぎ。
この日の日没時刻は、7時ちょっと過ぎです。
眺めの良い我々の部屋の窓から外を眺めたら、すでに辺りはピンク色に染まっていました。
慌てて下りて行ってタクシーを呼んでもらいました。
ミケランジェロ広場は、旧市街の中心からちょっと離れた丘の上にあります。
城壁の一部だったサン・ニッコロの塔の上あたりです。
着いてタクシーを降りてみたら、広場の縁の手すりに沿って人がぎーっしり。
夜景スポットの函館山や、リオデジャネイロのコルコバードの丘と同様、順番を待って写真を撮りました。
そこにいるのは主に若い人たち。
夕陽、あるいは夜景が眺められるロマンチックな場所として名をはせていますからね。
その昔、友達と昼間にここに来た際、親切なお爺さんが指さして、フェラガモの家など、あれこれ有名な場所を教えてくれたのを覚えています。
ミケランジェロ広場の少し上に、サン・ミニアート・アル・モンテ教会という美しい教会があるのですが、ここの墓地に「ピノキオ」の作者、カルロ・コッローディが眠っていることを教えてくれたのも、このお爺さんでした。
この教会は眺めただけで、中に入ったことがないので、次の課題としたいと思います。
広場には数台のタクシーが待機していたので、帰りもタクシーに乗りました。
この運転手に夫が取材したところ、フィレンツェには国内ツーリストは戻っているが、お金を落とすロシア人、米国人、中国人、日本人が来ないので、厳しい状況が続いているという話でした。
私達が、1か月ぐらいフィレンツェで過ごしたいと思っていると話したら、「それだったら、10月か11月がお薦めだよ」とのこと。
一番寒くて、ツーリストも少ないのは2月で、気温は7度ぐらいだそうです。
ヴェッキオ宮殿付近で降ろしてもらい、前日、若者が並んでいる店のあった通り、via dei Neri に行ってみました。
この日も店の前に行列ができていました。
どうも、同系統の店が3軒あるようでした。
私達は並ばずに座れる店を求めて歩き、結局、同じ通り沿いにあるOfficinaという店に入りました。
若い夫婦がやっている感じの良いレストランで、「ストリート・フード」と銘打っていました。
ここでサラミの盛り合わせを肴にワインを飲み、さらに、夫はスプリッツ、私はネグローニを飲みながら、フィレンツェの夜が更けていくのを楽しみました。
そうそう、ミケランジェロ広場のダビデ像(レプリカ)は化粧直し中。
結局、今回見られたのはシニョリーア広場のダビデの姿だけでした。