【2018年7月】ジョージアでの夏休み、四日目の晩は、この国第三の都市、クタイシに泊まりました。
ゴリからクタイシまでは、約3時間の道のりで、道中は眠ったり目覚めたり。
途中、緑に覆われた峡谷のようなところを通ったのを憶えています。
クタイシでのホテルは、世界中どこにでもある Best Western で、部屋の様子も特段、変わったことはありませんでしたが、この町の中では、けっこう、目立つ存在だったようです。
町にはリオニ川が流れていて、ホテルから町の中心へ行くにはこの川を渡る必要がありました。
本当はホテルのすぐ脇に橋があったのですが、それがたまたま工事中。
ぐるっと迂回しなければなりませんでした。
ホテルにレストランがあったにもかかわらず、わざわざ遠回りして行ったのは、ガイドのアナが推薦したPalaty というレストラン。
外国人ツーリストが多い、こぎれいな店です。
この日はサッカーのワールドカップの決勝戦で、テレビがある部屋はすでに満員で賑わっていました。
試合にそれほど興味のない私達は、別室のテーブルにつきました。
とはいえ、夫は時々、隣の部屋を覗きに行っていましたが。
食べたのは、ホウレンソウとクルミの団子(てっきり軽いサラダと思って頼んだのですが、かなり重量のありリッチな味わい)、クルミのソースにどっぷり漬かったチキン(クルミと言いながら、ちょっとカレーっぽい味)、そして鶏のタバカ焼きです。
このタバカ焼きが最高でした。
簡単に言えば、ローストチキンなのですが、ニンニクやハーブが加えられ、外側がぱりぱりっとしているところがミソ。
よくロシア料理店のメニューに載っていますが、もともとはジョージアの料理です。
この国では、鶏がブロイラーなどではなく、自由闊達に歩き回っているので、鶏そのものの味もしっかりしていて美味しいのです。
ここでタバカ焼きに感動したので、その後、私は旅行中、二度にわたって食べた次第。
でも最初に食べたここでのが一番、美味しかったように思います。
それから、この店では、今回の旅行で初めて、チャチャを飲んでみました。
チャチャとは、ワインを作る時に出る残りかすで作るウォッカのような強いお酒です。
夫は気持ちよさそうに飲んでいましたが、私には強すぎました。