【2021年6月】スコットランドのエディンバラでの1か月滞在、その2日目は、夕方に Witchery by the Castle というレストランに行きました。
ここは、だいぶ前に予約済みです。
というのも、買ったエディンバラのガイドブックの「旅行に行く前に」の欄で、「6か月前にすべきこと」の一つが、このレストランを予約することだったからです。
そんなに人気のあるレストランなら是非、行かねば・・と予約したのでした。
泊っているエアビーアンドビーからは、歩いて30分。
かなりの距離ですが、街歩きも兼ねて出かけました。
幸い、良いお天気で、温かかったですし。
「あ。このカフェ、前に入ったね」「ここは前回、友達と一緒に歩いたところだ」「あそこは、ドラマで人が自殺したとこだよね」などと話しながら歩きます。
町の中心に入り、坂を上ると、お城に通じる旧市街の目抜き通り、ロイヤル・マイルに出ました。
レストランWithery by the Castle は名前の通り、エディンバラ城の近所。
1595年に建てられた商人の家だった建物だそうで、前に来た時にウィスキーをしこたま買ったスコッチウイスキー・エクスペリエンスという博物館兼ショップのお隣にありました。
細い路地を入ったところで名前を言うと、熱測りのマシーンに誘導されます。
顔を近づけると体温が出る仕組みです。
36度だったので無事通過。
その先の階段を下りるとダイニングルームでした。
写真で見た重厚な印象の部屋とは異なり、テラスを囲ったようなスペース。
重みはそれほどありませんが、雰囲気は上々です。
おそらく、シークレットガーデンという部屋だったのではないかと思います。
テーブルに案内され、QRコードでメニューを読み取ります。
ちょっと味気ないけれど、新型コロナ渦中ですから、仕方ありません。
私の前菜は、トマトとスイカとブッラータ・パンナコッタ。
私はブッラータ・パンナコッタというのに惹かれて、これを選んだのでしたが、これは直径5センチぐらいの小ささでガッカリ。
けれど、トマトもスイカも甘くて美味。
特にスイカをこういう風に使うのは珍しく、感心しました。
夫はスコットランド名物のハギス。
こちらもお上品な量でしたが、スパイシーで味の濃いハギスはこの量で丁度良い感じです。
メインには、私がラム、夫が鹿肉(Red Deer)を選びました。
どちらも焼き加減がよく、美味しかったです。
私のお皿には、グリーンピースと肉の破片が詰まったトルテが付け合わせとして乗っていました。
その上にペロンとした薄切りきゅうり。
なかなか凝っていました。
夫の付け合わせは、野菜が詰まったほうれん草(かな?)の団子。
デザートは、Pudding Selection という盛り合わせで、ミルフィーユとか、シャーベットとか4種類のお菓子を夫とシェアしました。
いずれも甘すぎず、上品な味わいでした。
ワインは、注文したマルベックがなく、モンテプルチアーノを1本。
以上で、お会計は£160弱(25000円ほど)。
雰囲気と、お料理の凝り具合を考えると、納得いくお値段です。
イタリアでは当然、無料で出てくるパンが、イギリスでは£4(620円)ほどもするのは何ですが・・。
確かに人気のあるレストランらしく、一組が出ると、すぐに次の人たちが入っていました。
皆さん、ちょっとおめかししていて、良い感じです。
大満足で、レストランを後にしました。
この季節、まだ明るいのはありがたいのですが、気温がすっかり下がっていて、冷たい風が身に沁みます。
念のため持って行ったパシミナをぐるぐる巻いて、上着のファスナーをしっかり閉めて足早に歩きました。
私がこんな出で立ちなのに、現地の若い女性たちは、ミニスカートに素足。
やっぱ、体感温度が格段に違うようです。
暖房の入ったエアビーにたどり着いて、ほっとしました。