【2010年9月】ハンガリーの首都、ブダペストを流れるドナウ川の遊覧船を降りると、そろそろ夕食の時間です。
ガイドブックに載っていたレストラン、Aranyszarvas を求めて、エリザベート橋を渡りブダ側へ。
地図を見ながら、無事、行きつきました。
外見はそれほどでもありませんでしたが、内装がかなりポッシュ。
お値段もそれに見合って高めで、物価の高いロンドンのレストランと同程度でした。
観光客向けの店だったのかもしれません。
遊覧船で行ったウサギ島(マーガレット島)にちなんで、二人ともメインはウサギにしました。
スターターは鴨のパテと仔牛のタルタルステーキを夫とシェア。
デザートは夫がりんごパイ、私はチョコレートケーキ。
全てとても美味しく、満足しました。
おしゃれな盛り付けでしたし。
そして、特筆すべきは、ここのウエイター。
モルモン教の宣教師みたいに、すくっと背が高く、キチンとしていて、物腰にも好感が持てました。
食後は、しばし、夜の散歩です。
ライトアップされたエリザベートを渡ってペスト側に戻ります。
この橋の名前の主、エリザベートは、19世紀後半のオーストリア皇后。
ハンガリーびいきだったそうで、ハンガリーに自治権を認めた条約の締結に影で力を貸したのだとか。
なので、皇后はハンガリーで大人気。
橋の名前となったそうです。
この橋、ドナウ川の川幅が一番狭い所に建てられ、長さは290メートルほど。
オリジナルは1898~1903年に、くさり型の吊り橋として建てられましたが、第二次世界大戦末期に撤退するドイツ軍が爆破したそうです。
それで、1961~64年にケーブル型の吊り橋として再建、今に至っているようです。
夜のライトアップが素敵だったのですが、これは私達が歩いた前年の2009年に、日本が協力してできたものなのだそうです。
さて、ペスト側でも繁華街を少し散歩しました。
かなり遅い時間でしたが、人々が三々五々歩いていて、全く危険は感じませんでした。
その辺は社会主義時代の良い面が残っているのかな、と思った次第。
デアク・テール駅から、昔のものを丁寧に使い続けている感じの車両の地下鉄に乗ってホテルに戻りました。