【2013年11月】ローマに滞在中、オルガンの音で目が覚めた朝がありました。
ホテルの隣に教会があって、そこから聞こえてきたのです。
部屋が廊下の突き当たりだったこともあって、かなりの音量。
素敵な宗教音楽ならともかく、どうも調律しているような音でした。
それで、その教会を覗いてみることにしました。
Sant’Antonio dei Portoghesi という名前で、15世紀半ばにローマのポルトガル人のために建てた教会だとのこと。
ポルトガル生まれの聖アントニオを祭っています。
入ってみたら、半分が改装工事中でしたが、祭壇の前にどんとオルガンがありました。
パイプは後部上方のバルコニーにあるのですが、演奏者は人々の目の前に座るという珍しい形です。
調べてみたら、5年前に導入されたばかりの新技術を駆使した特別のパイプオルガンだそうです。
知っていたら、コンサートを聴きに行ったのにな・・・