【2021年12月】ポルトガルのリスボンからの日帰り旅行先として「絶対行くべきところ」(ガイドブック)とされているのがシントラです。
私達は2019年2月にもここを訪れましたが、その時は夫の脚の故障のため、ガイドに連れられて、町なかとその周辺をまわって終わってしまったのでした。
実は今回も、夫は腰を故障しているのですが、ゆっくりと歩けるので、前回見られなかったペーナ宮殿などを見に行くことに。
天気には恵まれなかった今回のリスボンですが、シントラ行きには比較的、天気が良好な日を選び、傘を持たずに出かけました。
シントラへは、リスボンの中心にあるロシオ駅から。
ロシオ駅は19世紀後半に建てられたもので、16世紀のマヌエル様式を再現した作りだとか。
私達は駅の脇から入ったので、全体像を見たのは、帰りでしたが。
プラットフォームのある階からエスカレーターでかなり下って、駅の正面に出る形でした。
シントラは有名な観光地なので、駅にもツーリストがたくさん。
午前10時前に着いたのに、切符を買うための行列のせいで、乗れた列車は10時41分発。
このローカル線は、片道一人€2.25(300円余り)と格安です。
乗っている時間は45分ほど。
車窓の景色は、途中で水道橋が見えたほかは、大したことありませんでした。
夫によると、ポルトガルは1か月€1000未満で心地よく暮らせる唯一の欧州連合(EU)加盟国なのだそうですが、リスボン郊外の町にはたくさん落書きがあって、正直、貧し気な感じでした。
さて、シントラに着き、434番のバスに乗るために並びます。
これは事前にネットで調べておいたのですが、シントラ周辺の見どころを巡る観光客用の循環バスです。
なので、お値段も高く、乗り降り自由ながら€11もしました。
しかも説明不足で、私はてっきりシントラの町の中心にまず行くのかと思っていたら、いきなり山の上のペーナ宮殿に上り詰めました。
途中、ムーア人の城にも寄りましたが、私は実はずーっと前に行ったことがあったし、夫の腰の具合を考え、ここは割愛。
というわけで、まずはペーナ宮殿の見物から始めます。