【2010年8月】スコットランドのハイランドを巡るバスツアー、この日の宿泊地はスカイ島にあるポートリーという港町でした。
スカイ島は、スコットランドで一番大きい島ですが、本土と橋でつながっているので、島に渡ったという気はしません。
ポートリーは島の中で一番、大きくて賑やかな町です。
湾を囲んでカラフルな家が建ち並ぶ、可愛らしいところです。
私がポートリーを訪れたのは、これで二度目。
最初の時に泊まったピンク色のB&Bが斜め向かいに見える、湾に面したRosedale Hotel が今回の宿です。
部屋は小さかったですが、立派なフォーポスターベッドがあって、趣のある窓から湾が見えて良い雰囲気でした。
その晩は、予約を受け付けないという湾に面したレストランに、オープンと同時に入って席を取りました。
残念ながら、店の名前は失念。
カラマリやスズキを食べ、オーツ麦の入った重たいデザートを食べました。
この食事の時には、ツアー仲間の米国人の老カップル(何かしら「夫婦」と言えない雰囲気)と同席。
学会を言い訳に、2年に1度、大きな旅行をしているという話でした。
男性の方は1957年、革命前のキューバに行ったことがあるという歴史的な(?)人でした。
次の日は丸一日、スカイ島の中を巡りました。
あいにく雲が低く垂れこめる日でしたが、それでも、人間がちっぽけに思えるほど、景色の雄大さが身近に感じられました。
同じツアー会社の別のバスのガイドが、ちょっと弾けた女性で、ある滝の麓の川で「この水に顔を7秒つけると、キレイになるのよ」と言い、腹ばいになって水に顔を突っ込んでみせました。
それを見たのぼせ者のツアー参加者たちが、続々と真似をしていました。
私は、もうキレイなので、しませんでしたが。
残念ながら、行った先々の場所の名前は憶えていません。
この日はちょっとしたハイキングも含まれ、非常に運動になった一日でした。
途中で、全く特筆に値しないしがないランチを取った店で、ツアー仲間のオランダ人・イタリア人のカップルと同席になりました。
2人とも、ブリュッセルの欧州連合(EU)で働いているそうです。
こういう国際機関では、ボスになる人の国籍も様々で、変わる度に仕事の仕方も変わるという話でした。
例えば、スペイン人がボスの時には上から下へ意思決定が直行したのに対し、スウェーデン人の時には上下が緩やかで、相談型だったとか。
こういった団体ツアーの場合、メンバーとの交流も一興ですね。
その晩はポートリーのホテルに戻り、ホテルのレストランでカニがメインのシーフード・プラッターを食べました。
とても美味しくて満足したのでしたが、甲羅で指を深く切ってしまいました。
そうそう、この旅では、私一人でスコットランドに多いミッジ(蚊より小さい羽虫)に刺されまくったのでした。