【2023年1月】スペイン西部のサラマンカで迎えたお正月、午後にはGaleria Urbana と呼ばれるストリート・アートが集まる地区を散歩しました。
これも観光案内所のお兄さんのお薦めで、ちゃんと地図ももらってありました。
威厳のある建物が建ち並ぶ旧市街から、ほんの少し離れたBarrio del Oeste という地区が、いわば展覧会場。
小規模な企業が集まるところで、こうした企業がガレージの扉をストリート・アートのキャンバスとして提供していると貰った地図に説明してあります。
2013年6月に始まった企画で、その後3年間に25人の若いアーティストがガレージに絵を描きました。
今は分かりませんが、当初はコンクールを開催して選ばれた作品が町を彩ったのだそうです。
これを機に、この地区へ足を運ぶツーリストが増え、地元の小売店が繁盛し、多くの学生がこの地区に住むようになったと書いてあります。
とはいえ、お正月のこの日、店は閉まっているし、通りは閑散。
もうちょっとにぎわっていたほうが、活気が感じられて、気分も盛り上がるのでしょうけれど、でもこの地図を頼りに、様々なアートを楽しむことができました。
地図には、10ほどの有名な作品の題名、作者、年代が載っていて、これが目安になります。
中心となるのは、噴水のあるPlaza del Oeste。
ここから縦横に出る通りのあちらこちらに絵が散らばっています。
有名作品を全部網羅することはできませんでしたが、無名な作品にもココロに響くものがあったりして、飽きませんでした。
落書きから始まったこうしたストリート・アートは、世界中で観光客を集めていますね。
私達は数年前、アルゼンチンのブエノスアイレスで、ツアーに参加していろいろ見て周ったことがありますし、ロンドンのショーディッチ地区も、世界的に有名なアーティストの作品が見られるところとして有名です。
サラマンカの作品は、ガレージの扉が主なので、ブエノスアイレスに比べて小ぶりな物が多かったですが、レベルは高いと思いました。
おかげで、お正月早々、よく歩きました。