【2022年1月】翌日は、ポルトガル北部のポルトから首都リスボンに戻ってきました。
2週間超に渡ったポルトガル滞在もとうとう、大詰めです。
列車の窓から見えたポルトの姿に「また来る日まで」と別れを告げたのでしたが、「また来る日」があるかなあと思ってちょっと寂しかったです。
リスボンでは一泊して、翌朝の便でロンドンに戻る予定だったので、空港に近いエリアのしがないビジネスホテルに泊まりました。
ただ、この辺りにはまともなレストランがなかったため、ホテルのレセプショニストが薦めたParque das Nacoes というエリアにタクシーで行ってみました。
行ってみたら、ここはポルト行の列車が発着したオリエンテ駅の裏側。
バスコダガマというショッピングセンターとか、劇場とか、イベント会場などが集まっているところで、歴史の詰まったリスボンの中心街とは全く異なるモダンなエリアです。
1998年にあったエキスポの会場だった所だそうで、それを機に再開発されたようです。
ここに着いたのは午後5時ごろ。
ちょうど陽が沈み、辺りがパステルカラーに染まっていました。
おかげで、モダンな建物にも温かみが加味されていて、写真の撮り甲斐がありました。
中でも、欧州一長いと言われるバスコダガマ橋のある景色は素晴らしかったです。
ここの一角にあるレストラン街で食事。
あいにく、ネットで見つけて期待したブラジル肉屋が閉まっていたので、その並びで、けっこう人が入っていたTacho do Pescador というシーフード店へ。
寒かったので、ビスクを前菜にして、メインにはタコを選びました。
出てきたタコは巨大。
味は美味しかったですが、筋っぽくて、とても全部は食べられませんでした。
夫はエビのフィッシュケーキと、どーんと大きいタラ料理。
野菜を煮込んだようなソースが美味しかったようです。
デザート、ワイン1本を含め、全部で€80弱でした。
そして翌日は、とうとう帰国。
未練がましく、空港で最後のパステル・デ・ナタを食べたら、一つ€2と、市中の2倍。
しかも冷たくて、ちょっとがっかりでした。
満員の飛行機の窓から、リスボンが見え、前日、ポルトを見ながら思ったように、名残惜しさを禁じえませんでした。
夫とポルトガルの相性の悪さを思うと、再訪できるのはいつのことやら・・。