【2009年8月】ノルウェーのベルゲンの町を歩いた日の続きです(2020年の今年は、新型コロナのせいであまり旅行に行けなかったので、代わりに過去の旅を振り返っています)。
町の中心から出ているケーブルカーに乗って、フロイエン山に登りました。
高さ400メートルほどの山で、ケーブルカーは320メートルの地点にまで、約8分で行きます。
これに乗り込む際、先頭に並んでいた私達の前に割り込んできた男の子がいました。
地元のバイキングの末裔か、と話したことでしたが、少しして発した言葉でイタリア人だったことが判明。
夫によると、厚かましいので定評があるトスカーナ地方の訛だったそうです。
このケーブルカーは1918年に開通し、今では年に100万人の人々を運んでいるとのこと。
山の上からはベルゲンの町を一望に見渡せることから、観光客にも大人気。
確かに、眺めは素晴らしく、特にこの日は天気が良かったので、本当に気持ち良かったです。
この山から歩けるハイキングコースが様々あるほか、冬にはそり滑りができるのだそうです。
さて、山から下りたらランチです。
この旅行のメモが本当におおざっぱで、店名は分からないのですが、お寿司を食べました。
というのも、当時、私が働いていた会社の同僚が、かねてオスロにとても美味しい寿司屋があると教えてくれていて、オスロで美味しいならベルゲンでも美味しいだろうと思ったからです(残念ながら去年オスロに行った時にはすっかりそのことを忘れていました)。
私達が食べたベルゲンのお寿司は、形がおかしかったりして、ノルウェー風お寿司といった感じ。
美味しくなかったわけではありませんが。
お寿司のお値段は忘れましたが、ビールがコップ一杯、当時の換算で900円もしたのを覚えています。
だから北欧は敬遠しがちなんですよねー、今も。
食後は旧市街をあてもなく歩き回りました。
ブリッゲン地区ほどではありませんが、やはり木造のカラフルな家々が可愛らしいイメージの町でした。
寒い土地柄なのに、なぜ隙間風が入りそうな木造なのかとずっと疑問に思っていましたが、石造りの家よりも木造家屋の方が暖かいのだということを、去年、カナダで学びました。
ベルゲンはこじんまりと落ち着いた、大人の街だなという感想です。
しばらく町歩きを楽しんだ後、夕方の便でロンドンに戻りました。
たった2泊の短い旅でしたが、充実感のある良いホリデーでした。