【2020年7月】イングランド南西部のコーンウォール州の町、ルーから延々歩いてたどり着いたポルペロは、可愛らしい漁村です。
すっかり観光化されているようですが、ちゃんと漁師が船の整備に当たっている様子がみられました。
とはいえ、この日は真夏の天気の良い日曜日。
観光客であふれかえっていて、コロナウイルスはどこへやら、といった風情です。
ガイドブックには、我々がしたように、ルーから歩いてこの村に入るのが一番、良い景色が見られると書いてありました。
たぶん、その通りなのだと思います。
ちょっと高い位置から村を見渡した後、白い家々の隙間の路地を下りて、村の中心に行きました。
写真を撮りながら、村歩き。
小さい村なので、あっという間にぐるっと巡れます。
さんざん歩いた後なので、疲れていたし、お腹もすいてきたので、軽く食べられるところを探しました。
どこも満員で、そろそろ疲れも限界、というときに、夫がThe Blue Peter Inn というパブの戸外のテーブルを見つけて、落ち着くことができました。
そこで、Hand Picked Crab(手で獲ったカニ) がラップされているサンドイッチの一種を食べました。
このHand Picked というのは後で、ルーでやっているところを見たのですが、網に餌を入れて海に浸からせて、しばらくするとカニがかかっているという獲り方。
そんなに簡単に獲れるほどに、このあたりはカニがたくさんいるようです。
ルーの町なかにあったソーシャル・ディスタンスを促す看板にもカニの絵が使われていたし。
去年、やはりコーンウォール州のセント・アイヴスに行ったときに夫が調べたのですが、このあたりのカニは日本にも輸出されているということでした。
そして、このカニのラップ、シンプルなんですが、とっても美味しかったです。
ちなみに夫はラップでなく、チャバッタのサンドイッチにしたのですが、その注文を聞いたおばあさんは「シアバッタ」と発音してました。
一般名詞化していると思いがちな言葉も、田舎のおばあさんには浸透していないのですね。
もう一人の、いかにもパブのお姉ちゃんといった感じの若めの人は、ちょっと話したら、クロアチア人だとのこと。
いろいろな国の人が意外なところで働いているのだなあ。
コロナ問題で影を潜めているブレグジット(英国のEU離脱)問題、今年末までは猶予期間で何も変わりませんが、その後、こういった人々は、このままここで働けるのでしょうか。
さて、この軽食、飲み物はギネスにして、全部で£27ほどでした。
まあまあかな。
食後、ルーやフォイという別の海辺の町へ船で行けると書かれた看板を見つけたので、業者を探しました。
けれど残念ながら、今は入江付近を30分間ぐるっと周るボートトリップしかやっていないとのこと。
これもコロナの弊害なのでしょうか。
船でルーに戻れたら素敵だったのに。
歩いて戻るという選択肢は私達には考えられなかったので、バスを探します。
バス停が分かりづらかったですが、バスはほぼ時間通りに到着。
仕事をいやいややっている風の運転手でしたが。
バスの中では、一人を除いて、皆、マスクを着用していました。
そして、30分かけて、ルーに着きました。