【2022年12月】スペイン西部の大学町、サラマンカのランドマークは中央広場、Plaza Mayorでしょう。
私達のガイドブックによると、「スペインで最も美しい中央広場」なのだそうです。
私達も、この広場の写真を見て、サラマンカ行きを決めたのでした。
この広場が建て始められたのは1720年。
王家の離宮がある東側が1733年、市役所が入っている北側が完成したのが1755年だそうです。
離宮より、市役所の方が立派で目を引くので、そちら側の写真ばかり撮りましたが、離宮には3階に当たる部分にバルコニーがあり、王や女王がそこから広場で催される闘牛を観戦していたとのこと。
広々としたこの広場、闘牛場でもあったわけですね。
スペインではよくそういう歴史に行き当たります。
ここでは、19世紀まで定期的に闘牛が繰り広げられていたそうで、最後に開催されたのは1992年というから、ついこの間じゃありませんか。
広場を囲む壁には、私達の知らない有名人の胸像が並んでいます。
私達が行った年末年始のこの時期には、広場の真ん中に鐘をかたどったクリスマス・デコレーションが陣取っていました。
暗くなると、これがカラフルにライトアップされて目立つのですが、むしろこの飾りがないほうが、雰囲気が良さそう。
周りの建物が上品に照らし出されて、広場の美しさが際立ちます。
私達は着いた日の昼間、この一角のカフェでお菓子を食べました。
というのも、Jetaというしょっぱくて美味しい郷土料理のランチの後、夫が甘いモノが食べたいと所望したからです。
入ったカフェの名前は失念しましたが、かなり広々としたお店でした。
ここで食べたのは、「ロスコン・デ・レジェス」というお菓子。
一年前にポルトガルで見かけたお菓子に似ていて、感じとして、この時期に食べるクリスマスケーキのようなものかなと思ったのですが、調べてみたら、1月6日の東方三博士の日に食べる伝統菓子だそうです。
そもそも、調べてみるまで、1月6日が東方三博士の日だというのも知りませんでした。
私達が住む英国では、この日はクリスマスの飾りを取り払う日というだけで、特にお祝いはありませんからねー。
で、肝心のお菓子ですが、本質的には菓子パンで、とっても美味しいというほどのものではありませんでしたけれど、季節のお菓子を食べられたのは良かったかなと思った次第です。