【2022年1月】天気が良好だという予報を真に受けて、1月後半のある日曜日、イングランド南部の海辺の町、ウィッツタブルを再訪しました。
ところが、天気予報が外れて、この上なく、どんより。
鉄道駅から前回と同じ道をたどり、途中でちょっと間違えて、いきなり港のクラフト市場へ。
今回はそこから、海に向かって右方向のビーチを目指して歩きました。
こちら側にもビーチハットが並んでいることを知っていたからです。
けれど、前回ほどには感動しませんでした。
というのも、確かにビーチハットは並んでいたのですが、色がそれほどカラフルでなかったからです。
割と作りの大きいのが並んでいました。
ビーチハットは英国ではとても、ありふれた情景のようです。
実際、知り合いの中に、子供の頃、家族がこの近所にビーチハットを所有していたから、よく訪れていたという人がいます。
寝泊まりはできませんが、浜辺で遊ぶ時の拠点だったようです。
今回は、ビーチハットより、海の静けさに惹かれました。
着いた時には引き潮で、人々が沖の方まで歩いているのが見えました。
人や犬が、水にきれいに映っていて、それはそれは幻想的。
色のない水墨画の世界です。
目を凝らすと、沖に風力発電機が並んでいるのも見えました。
こんな暗い灰色の日なのに、かなりの人が海沿いを歩いていました。
主に犬の散歩がてらの人が多かったようです。
こんなに人がいるのに、賑わいは全くなく、静けさが辺りを支配していたのは、波のない灰色の海のせいでしょうか。
私達は海沿いにかなりの距離を歩いた後、港の方へ戻ってきました。
少し潮が満ちてきていて、港のリフレクションも素敵でした。