シャーウッドの森の娯楽施設で

シャーウッドの森の娯楽施設で

【2018年8月】親戚の子供たちが来たので、イングランド中部のノッティンガムシャーのシャーウッドの森にある大きな娯楽施設「センター・パークス」に行ってみました。

センター・パークスへ行く時に使ったロンドンのキングス・クロス駅
きれいになったキングス・クロス駅

殆どの人々はここへ自家用車で行くのですが、私達は車がないので、列車とタクシーを乗り継ぎます。

数年前に改装されてきれいになったロンドンのキングス・クロス駅からニュー・アーク・ノース・ゲイトという所まで、電車で約1時間半。

そこから、たまたま一台いたタクシーに乗り込んだのですが、運転手が私達を予約客と間違えるというハプニングがありました。

幸い、運転手の機転で、事なきを得ましたが。

シャーウッドの森の中のセンター・パークス内の看板
店などが集まるビレッジ・スクエア

Carlins というこのタクシー会社は、家族経営で、この運転手本人を中心に、父親や兄弟が運転手として働いているとのこと。

なかなか良い感じで、イギリスにもこんな家族経営の会社があるのか、と見直した次第。

帰りに迎えに来てもらう予約をしました。

さて、着いたセンター・パークスは広大。

車のない我々は、セキュリティーの車で、予約してあったロッジと呼ぶ宿泊施設へ。

シャーウッドの森の中にあるセンター・パークスのロッジ
ロッジのキッチン部分

キッチン、ダイニング、ラウンジのオープンスペースを中心に、周りに3ベッドルームとバスルームという間取りで、予想以上にスペースがたっぷりあって、きれいです。

ここに三泊しました。

センター・パークスは入れ替え制のレジャー村で、金曜チェックイン・月曜チェックアウト、もしくは月曜チェックイン・金曜チェックアウトの二通りのみ受け付けます。

ロッジのキッチンで料理する材料は、村の中心にあるスーパーで買いますが、自家用車の人々は結構、自宅からいろいろ運んでくるようです。

シャーウッドの森の中のセンター・パークス内の貸自転車屋
センター・パークス内は自転車で

勿論、レストランもあるにはあるのですが、どれも、どこにでもあるチェーン店でぱっとしませんでした。

森の中のレジャー村なので、何しろ広大

移動するのに、自転車を借りました。

自転車に乗ったのなんて、何年振りだろう・・・。

同行の子供たちは、そこら中にいるウサギやリスなど野生の小動物と戯れて、大喜びでした。

このレジャー村の目玉は、屋内プールです。

シャーウッドの森の中のセンター・パークスの屋内プール
楽しい屋内プール

もうずいぶん前に、この施設は初めて英国でオープンした時、テレビのCMで「外がどんな天気でも、トロピカルな環境を楽しめます」というようなことをうたっていて、確かに悪天候が多い英国では受けるだろうなあと思ったのを憶えています。

なんでも、常に29・5度に保っている空間なのだそうです。

かなり期待して行ってみたのですが、ぱっと見には、千葉県にある「三日月」のプールと大差ないように見えました。

けれどよく見ると、滑り台系の施設が充実していて、「三日月」よりエキサイティング。

特に長くて、ところどころが滝になっている滑りものには、大の大人である夫もはまって、何度も独りで滑って遊んでいました。

センター・パークスが主催する様々なイベントに参加することもできますが、一つ一つにお金がかかり、しかも安くないので吟味が必要。

こういう場所ですから、イベントは殆どが主に子供のためのアウトドア系、スポーツ系のもので、そういったことに興味がないと、ちょっと時間をもてあまします。

センター・パークス内のアクア・サナ
少し高級感のあるアクア・サナ

大人向けには、「アクア・サナというスパの施設があったので、夫と二人で行ってみました。

プール、ジャグジー、サウナをまるまる三時間、自由に使えるというプログラムでしたが、マッサージなどは別で、これまたかなり高価だったので、二時間ほどで出てきました。

熱い石のベッドに横たわる岩盤浴は気持ち良かったですが。

というわけで、正味三日間、涼しい森の中で自然に囲まれて過ごした体験は悪くはなかったですが、再訪するかどうかは疑問です。

荷物を運んでくれた人の話では、センター・パークスはオランダに本社がある企業が運営していて、英国では1987年にオープン。

このシャーウッドの森の施設が最初で、今はこの他に4か所で運営しているほか、アイルランドにも建設中だとか。

シャーウッドの森では、冬場も含め、常に1000戸に及ぶロッジの97%が埋まっていて、約4500人の客が短いホリデーを過ごしているのだそうです。