【2014年11月】イタリアのトスカーナ地方のアレッツォにあるサン・フランチェスコ教会には15世紀の有名な画家、ピエトロ・デッラ・フランチェスカの絵がありますが、これを見るのは入れ替え制で、我々は午後一時のスロットを割り当てられました。
それまで時間があったので、まずは、この教会の地下で催されていた宝石展を見学。
19世紀の金細工師で収集家のカステッラーニのコレクションが集められていました。
この人は考古学にも明るかったそうで、その関係で、ローマ時代やそれ以前のエトルリア時代の宝石も展示されていました。
ついこの間リトアニアで、アンバー・ルートというバルト海からローマへ続く古代の琥珀取引ルートを知ったばかりだったので、琥珀が施されたペンダントなど興味深く見ました。
ところで、ここで指輪を作る工程のビデオが流れていました。
筒型の土台に輪がたくさんついたモノを型に入れているところから見たので、いったい何ができるのかとじれったい思いで見ていたのですが、この輪の一つ一つを切り取って指輪にするのでした。
手間ひまのかかる作業であるのがよく分かりました。
ちなみに、最後に入れ込んだ宝石はトパーズのようでした。