【2017年1月】コロンビア旅行の最後の目的地は、カルタヘナから南西へ35キロほどの沖にあるロザリオ諸島の中のイズラ・グランデでした。
ロザリオ諸島は27の小さなサンゴ礁のある島から成り、イズラ・グランデはその中では一番大きな島です。
旅程表によると、ここへの交通は自力で確保しなくてはならないようだったので、まず前日に船着き場でチケットを買いました。
港へ行ってみてわかったのですが、ロザリオ諸島をめぐる一日ツアーがたくさん出ていました。
さて、翌日。
午前8時にまでに港に来るようにと言われていたので、早起きして、ホテルからタクシーで港へ。
この時間、港は大混雑です。
まず、チケット売り場に行って名前とパスポート番号を書き、場内に入ります。
テントの下の椅子に座って待つこと約1時間。
後から続々と人が来ましたが、後で来た人はテント内の椅子に座れず、暑い日向で待っていました。
早く行って得したのは、この日陰の椅子だけでした。
港に並んでいるのは、ちゃんとした船ではなく、大き目の古いモーターボートで、中に座席がたくさん。
数年前行ったクリミア半島で乗った遊覧船みたいなものです。
だんだん不安になってきたところへ名前を呼ばれ、別のテント内に入りました。
さらに少し待った後、また名前を呼ばれましたが、どうも違う人だった様子。
でも「いいよいいよ、乗って」と促されて、並んでいたボートの中でもことさら小さいボートに乗り込みました。
ボート内はぎっしり人で埋まりました。
こんなの、絶対、安全規定から外れているに違いありません。
そして走り出したら、水しぶきがかかって濡れ鼠です。
約一時間の道中、結果的には酔うこともなく、何だか楽しかったですが、そう思えるまでは、かなりのストレスでした。
そしてイズラグランデで降りたのは、私達だけ。
どうも、日帰りツアー用のボートだったようです。
最終的にわかったのは、ホテルに言えば、ちゃんとボートを手配してくれたはずだとのこと。
しかも無料で。
実際、島からの帰りのボートは、モーターボートではありましたが、まったく違う近代的なきれいなボート。
着いた港も異なるところでした。
旅行会社の説明不足が原因でちょっと損した気分もしましたが、これも笑える旅の思い出です。