【2023年6月】イタリアが続きます。
久しぶりにトスカーナ地方に行きたくなりましたが、有名どころは4月のコモ湖で教訓を得たように、混雑が予想されましたので、あまり聞いたことのない町に行ってみることにしました。
とはいえ、滞在したのはチェルタルド。
ボッカチオの生まれ故郷として、知っている人もけっこういるかもしれません。
まずはミラノからフレッチャロッサ(赤い矢号)に乗ってフィレンツェへ。
これがクセモノで、通常はチェントラーレ(中央駅)から出るのですが、私達が選んだ9時4分発の便はロゴレード駅という市の南部の辺鄙なところから出ることに、出発数日前に気づきました。
チェントラーレ駅から地下鉄で20分ぐらいのところです。
何の変哲もない駅で、もともと貨物駅だったところだそうです。
このフレッチャロッサで約2時間、着いたフィレンツェはツーリストで大混雑。
主に外国人観光客で、フレッチャロッサの中でも隣には大きな北欧系の女の子二人組、その向こうはドイツ人の老夫婦でした。
フィレンツェ駅ではトイレ探し。
トイレは5番線の一角にありました。
覚えておきましょう。
このため、乗り継ぎの列車は予定より1本遅らせて、11時28分発の列車に乗り、さらに一回乗り換えて、全行程約40分でチェルタルドに到着しました。
今回の宿はブッキングドットコムで予約しましたが、ホテルではなく、人の家。
この頃、こういうのが多いですよね。
駅のすぐ近くの Da Giovanni e Marcella という宿で、昨年のドゥブロヴニクの宿に感じがよく似ています。
大家が2階に住んでいて、1階を貸しているという形。
Marcella さんは絵を描く人で、彼女の絵が壁を覆っています。
天井には支える金具が付いているし、窓の手前は、ステージのように一段高くなっているし、もともと何に使われていた部屋なのか興味が湧きましたが、聞く機会はありませんでした。
広さは十分だし、水、コーヒー、カントゥッチのサービスがあったし、悪くなかったのですが、3日泊まってみて、ちょっとじめっとしているのが気になりました。
私達は1時半にレストランを予約していましたので、荷物を置いて、さっそく出かけました。