日常のパエリア

日常のパエリア

【2016年2月】スペイン料理として知られるパエリアのメッカがバレンシアだということは知っていたので、今回のバレンシア小旅行でぜひ、食べたいと思っていました。

中央市場の外に軽食屋が並んでいて、その中の一軒に入ったときにそれを実現。

私が住むロンドンでスペイン料理店に入ってパエリアを頼むときには、たいていメニューに「2人以上」とか「時間かかります」とかの注意書きがあるものですが、本場のバレンシアでは常に作ってあって、それを小分けにして出すもののようでした。

一人前を頼むと、写真のように、少量出てきて、サンドイッチ代わりに気軽に食べるのにちょうど良い感じです。

もちろん、高級レストランに行けば、また様子は違うのかもしれませんが。

パエリアというのは、もともと、この地方の言葉で鍋を意味する言葉だとか。

10世紀にアラブ人がスペインに稲作をもたらしたのが発端。

ウサギ肉や鶏肉、カタツムリやインゲン豆などが入っているのが、バレンシア地方のオリジナル・パエリアだとのこと。

スペイン全国に広まり、スペイン料理として世界に知られるようになったのは、20世紀に入ってからのことだそうです。