【2022年4月】ブルガリアのプロヴディフ旧市街の観光に一息ついて、地味な土産物店に入ってみました。
あまり整然としていない店内に、工芸品が適当に置かれている店でした。
店主も朴とつとした人で、英語を話さないのかなと思ったのでしたが、私が日本人だと分かると、「以前にも日本人が来たよ」と言って、ドアに張られたシールを見せてくれました。
丸いシールには「嬉野温泉」と印刷してあり、バイクで旅行している「松尾」と手書きで書いてありました。
世界各地をバイクで旅行しながら、故郷の嬉野温泉を宣伝している人なのでしょう。
そもそも、そういうシールを持ち歩いているところからして、決意が感じられます。
その努力の成果は上がったかな、松尾さん無事に日本に帰ったかな、と思いを巡らせたことでした。
嬉野温泉には私達も行ったことがありますが、残念な事件があって堪能できなかったので、また機会を見て行きたいなと思っているデスティネーションです。
ちなみに、この店で私は、小さいキリムの袋を買いました。
キリムは古そうで、もしかしたらトルコのかもしれませんが、もはやトルコでは本物の手織りキリムのバッグはあまり売られていないので、ここで見つけられて良かったです。
この店を出て、ふと斜め向かいを見ると、「Old Plovdiv retro photo」というお店が。
ぱっと見には分かりませんでしたが、ここは、昔のブルガリアの民族衣装を着た顧客の写真を撮る写真館でした。
私はこういうのが大好きです。
ここしばらく、こういうことをしていなかったので、ためらいなく飛びつきました。
最後にやったのは、ウクライナのリヴィウでだったかな。
西ヨーロッパでは滅多にありませんが、東欧やアジアでは、よく見かけるサービスですね。
このOld Plovdivでは、44レフ(3000円ちょっと)で、いろいろな小物を持たせてくれて、様々なポーズの写真を10枚ほど撮ってくれて、そのデータをくれます。
そして、一枚選んだものを、ちょっとレトロ風にプリントして20分後ぐらいに渡してくれます。
本物のアンティークの民族衣装だそうで、先ほど民族学博物館で見たような服を着てみることができました。
店主は丸い顔のオヤジ。
弟子の若者にあれこれ指図していました。
ここで十分楽しんだ後、夫が最近、アンティークもののテレビ番組にはまっているので、骨とう品店も覗いてみました。
何も買いませんでしたが、博物館に並んでいたような物が値札付きで、所せましと並べられていました。
買える可能性があるショップの方が、博物館より面白いかもしれません。