人口: 約60万人

市外局番: 010

ナンバープレート: GE

面積: 243.60平方km

イタリアのリグーリア州に属し、国際色豊かなイタリア最大の港町ジェノヴァ

アメリカ大陸を発見したことで名高い探検家・コロンブスもこの町の出身です。

世界遺産に指定されている聖堂や建造物が数多く、歴史の変遷が身近に感じられます。

また美しい街並みとコバルトブルーの海があることから、リゾート地としても人気が高いところです。

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ジェノヴァの観光名所

海洋国家として繁栄してきたジェノヴァは、中世の面影近代都市の双方の魅力を兼ね備えた街です。

現在でもミラノトリノなど北イタリアの工業都市で生産される商品の貿易港としての役割を担っているほか、ジェノヴァ自身も数多くの製品を作り出しています。

ヨーロッパ最大級の旧市街地チェントロ・ストリコの一部は、2006年には世界遺産に登録されました。

ヴェネツィアやローマほどの派手さはないものの、港町ならではの景観や雰囲気が楽しめるでしょう。

フェッラーリ広場

街のシンボルとして知られるフェッラーリ広場は、ジェノヴァでも最も美しいとされる噴水がある人々の憩いの場。

ジェノヴァの商業や金融、経済活動の中心地としてだけでなく、季節ごとに様々なイベントが開かれる広場としても有名です。

広場は、いろいろな歴史的な建物に囲まれていて、美しい景観を作り出しています。

中でもドゥカーレ宮殿では、重要な絵画展や美術展が定期的に開かれているので、芸術鑑賞に興味がある方はぜひ訪れてみてください。

ガリバルディ通り

フェッラーリ広場を背にして4月25日通りをずんずん進むと、ガリバルディ通りをはじめとしたストラーデ・ヌオーヴェのエリアに行き着きます。

「ストラーデ・ヌオーヴェ」は「新しい通り」という意味ですが、実は古く、16世紀、ジェノヴァ共和国が迎えた世界中からの要人の宿泊先として指定された貴族たちの豪奢な私邸が並んだいくつかの通りを指します。

また、彼らの邸宅をまとめて「パラッツィ・デイ・ロッリロッリの邸宅群)」と呼びますが、その多くがこのガリバルディ通りに並んでいます。

ルネサンス様式やバロック様式の館が立ち並ぶ姿は壮麗で美しく、とても見応えがあります。

コロンブスの家

フェッラーリ広場からダンテ通りを200mほど行くと、右手に、かの偉大な航海者・コロンブスが幼少期を過ごしたと言われる小さな家があります。

現在の建物は、実際の生家跡の上に18世紀に復元されたものといわれ、有料ですが、内部の見学ができます。

コロンブスが少年時代ジェノヴァに住んでいたのは確かですが、本当にこの家で生活していたかどうかは不明なのだとか。

すぐ後ろには、14世紀ごろ建てられ、ジェノヴァ市内への門の一つとして使われたソプラーナ門が、昔のままの佇まいを見せています。

ポルトアンティーコ

ジェノヴァの歴史はどの時代をとっても、港が中心的な役割を果たしています。

特に、ポルトアンティーコ旧港)は、商業で栄えたジェノヴァのカギとなる港でした。

1992年に著名な建築家レンツォ・ピアノにより再開発されて生まれ変わったこの地は、現在は観光の目玉として1年を通して多くの人で賑わっています。

ヨーロッパ第二の規模を誇るジェノヴァ水族館、熱帯の気候を再現したバイオスフェラという海に浮かぶ不思議な球体、「ラ・ランテルナ(提灯)」と呼ばれる灯台など、見どころがたくさん。

海をテーマに楽しめる施設があふれるジェノヴァ一の人気スポット、ぜひ訪れてみてください。

ジェノヴァの気候

ジェノヴァが属するリグーリア州は、比較的北に位置しながらも、地中海気候の影響で夏は暑すぎず冬は寒すぎず、年間を通して穏やかな気候です。

特にジェノヴァは、夏冬の気温差が他の内陸と比べて少ないため、避暑及び越冬のためのバカンスの地として選ばれることが多いです。

年に数回、雪が降ることもありますが、ジェノヴァの中心に雪が積もることはほとんどありません。

身軽な服装での旅なら、降水量が少なく暖かい5~8月頃がベストでしょう。

ジェノヴァの歴史

ジェノヴァは、紀元前6世紀頃から人々が住み着いていたと考えられており、古代から海港都市として栄えたといわれています。

地中海西部で要となる港町だったジェノヴァは、古代から中世前半にかけて、ローマ帝国、東ゴート王国、東ローマ帝国、フランク王国と様々な勢力に支配されました。

11世紀には、自治権を獲得しコムーネ自治都市)となり、海洋共和国の一つとして確立。地中海を舞台に貿易活動を活発に展開し、13世紀に最盛期を迎えます。

ところが13世紀後半から、東地中海の覇者であるヴェネツィアとの抗争が激化し、14世紀半ばにペストが猛威を振るったこともあり、地中海の覇権を失ってしまいました。

その後、16世紀には銀行業などを軸にスペインとの関係を密にして繁栄を取り戻し安定しますが、再度のペスト流行やスペインの衰退が災いとなり、18世紀末にはフランスのナポレオンに支配され独立を喪失します。

一時サルディニア王国に併合されますが、その後、サルディニアがイタリア統一に大きな役割を果たしたことを背景に、ジェノヴァはイタリアの一部となったのです。

現在でも、イタリア最大の貿易港として重要な位置を占めています。