【2021年11月】スペインのアンダルシア地方の州都、セビリアにはたくさんタパスバーがあります。
ガイドブックによると、セビリアこそ、タパス誕生の地だと言われ、タパスバーの数は3000にも及ぶそうです。
でも、当たりはずれがあることを今回、学びました。
しばらく観光して疲れていたところ、ちょうどお昼時で、どこも満員。
通の人は、好きなタパスを食べるために、バーを梯子するらしいですが、私達は初心者なので、とにかく腰かけられるところをと探しました。
すると、一つテーブルが空いている店が。
迷わず、そこに入ったのですが、大失敗でした。
ツーリスト御用達の店で、周りは外国人ばかり。
内装を見渡すと、どうも最近、できたレストランのようでした。
3種類のタパスを頼んだのですが、まあまあだったのは、タラ料理だけ。
赤ワインは下水のようなにおいがして、私は飲めませんでした。
給仕の人の感じもいまいちでした。
口直しに、数軒先のもっと古めかしい店に入ってみました。
Taberna Aquilasという名前です。
こちらには地元民も入っていました。
特に目に付いたのは、おばあさんが2人、それぞれ1人で来ていて、ビールを飲んでいたことです。
このおばあさん達に限らず、スペインはワインの産地なのに、ビールを飲む人が多いようですね。
ここでは、お薦めのビーフのトマト煮と、よく分からなかったオレンジ色のスープの中に小さいハムの角切りが浮かんだモノを食べました。
正直、とびきり美味しかったわけでもないですが、少なくとも、給仕のお姉さんの感じが良かったし、お店の雰囲気も素敵でした。
お腹を満たした後、午後には、グアダルキビル川のほとりにある「黄金の塔」を目指して歩きました。
12角形の塔で、ヤシの木と一緒に写すと良い感じの光景です。
10年前に来た時にも似たような写真を撮った記憶が。
アルカサルの防御施設の一環として、1220年に建てられたとガイドブックに書いてあります。
南米から持ち帰った金をこの塔に保管していたから、「黄金の塔」と呼ばれるそうで、金色をしているわけではありません。
今は海洋博物館となっているそうで、あんまり惹かれなかったので、中には入りませんでした。