【2022年12月】スペインのエストレマドゥーラ州の町、サフラは、「小さなセビリア」と呼ばれているアンダルシアっぽい白い町です。
私達はこの町の中心広場、Plaza Grande にあるホテル、その名もHotel Plaza Grande に一泊しました。
一泊€54(8000円ほど)とお安いのですが、調度品に気を配ったラブリーなホテルで、朝食も付いていました。
シャワーの出も勢いよかった上、エレベーター内の数字の文字が大きく、この旅のホテルの中では1,2を争う好感度でした。
細かいことですが、年齢が上がってくると、標識の文字の大きさも重要事項。
おしゃれだけど見にくい表示を見かけると、「ああ、若者の仕業だな」と思います。
朝食は簡素で、この地方で普通に食べるドライなパンをカリカリにトーストして、それにジャムを塗るものとカプチーノ。
それからジュースは、オレンジを絞った本物のジュースでした。
そりゃ、この辺では、ちょっと外に出てオレンジをもぎ取ることができますものね。
このホテルはバーとレストランを備えています。
サフラに着いた午後、私達は荷物を部屋に置いて、このバーで一服しました。
こうした場面では、私達はたいてい、プロセッコかスプリッツを飲むのですが、スペインにはプロセッコがありません。
代わりにカヴァを飲みました。
ここで飲んだのは、200㏄入りの小瓶1本ずつ(1本€4)で、カヴァにしては多少、甘味があって飲みやすかったです。
これで元気が戻ったので、さっそく、町歩きに出かけました。
12月も末に近いこの日、ジャケット無しで平気な気温。
確か、17度ぐらいだったと思います。
ホテルが面していて賑わいがあるPlaza Grande の隣に、ひっそりとしたPlaza Chicaがあります。
Grande に比べると、確かに小さく、クリスマスの飾りも控えめですが、感じの良さそうなレストランやバーが並んでいました。
私達が散歩した時間には皆、閉まっていましたが。
街並みは本当にアンダルシアの町のようで、店が建ち並ぶ通りは前年秋に行ったエシハ、住宅街はオスナを思い出しました。
目的を持った観光ではない、こうした闇雲歩きは大好きです。
光が強いので、影が面白く、写真の撮り甲斐があります。
通りの一角で、「セルフィ・ポイント」とわざわざ表示してあるのを見つけました。
セルフィは撮りませんでしたけど。