【2015年11月】今回のエディンバラ小旅行のもう一つの目的地は、郊外にあるロスリン礼拝堂でした。
この大きくない礼拝堂が突然、世界的に有名になったのは、2003年に出版された小説「ダ・ヴィンチ・コード」のクライマックスに使われたからです。
私がここを訪れるのは二度目。
最初はこの小説が旋風を巻き起こしていた最中で、出張のついでに取材先の人が気をきかせて連れてきてくれたのでした。
そしてありありと覚えているのですが、礼拝堂の中で写真が撮れたのです。
でも今回は、写真撮影は厳禁。
とても残念です。
というのも、この15世紀の礼拝堂、外観は普通。
中がすごいのです。
こんなにも石の彫刻が隅々まで施されている教会は見たことありません。
中でも、石工の弟子が、親方の留守中に作ったという柱が素晴らしく、帰ってきたこれを見た親方が嫉妬に狂って、この弟子を殴り殺してしまったというほど。
係の人が一日に何度か礼拝堂内で、歴史や彫刻の説明をしてくれます。
おかしかったのは、この礼拝堂が映画「ダ・ヴィンチ・コード」のセットだと思っている人がときどきいるという話です。