【2021年9月】イタリアのフィレンツェには、レストランが山ほどあって選ぶのに苦労します。
前回行った間違いのない所にしようか、とも話したのですが、やっぱりレパートリーを広げたいということで、ネットで検索して惹かれたレストランを予約しました。
最初に選んだレストランは Trattoria dei 13 Gobbi という名前。
捨てないで持っていた古いフィレンツェのガイドブックにも載っていました。
ヴェッキオ橋に近いアルノ川沿いのホテルから、川沿いに西方に歩きます。
ボート大会があるらしく、川では人々が練習に励んでいました。
ボートが川面に映って絵になります。
まあ、フィレンツェはどこを取っても絵そのものなのですが。
今回のフィレンツェは、天気予報が悪くて心配だったのですが、少なくともこの時点では良好で、写真がたくさん撮れました。
レストランは、川から少し内陸に入った所にありました。
ここはすでに、サンタ・マリア・ノベッラ教会に近いようです。
レストランは、いかにも歴史のありそうなごちゃごちゃっとした内装で、テーブル数はかなり多いようでした。
ランチだったのですが、早めに入った私達の後から、人が続々と入り、あっという間にほぼ満席に。
私達はここでまず、スターターにポルケッタ+カルチョーフィ(アーティチョーク)を頼んでシェア。
ポルケッタはいかにも健康に悪そうな、脂身の多いポークで、それはそれは美味でした。
私のメインは骨付きの仔牛のステーキ。
焼き方は聞かれなかったのですが、ウェルダンで、塩加減が丁度良く、とても美味しかったです。
夫はタリアータ+ローズマリーで、こちらも満足度が高かった様子でした。
ワインはトスカーナではお馴染みのIl Bruciato。
昔は家でも買って飲んでいたのですが、今回、ちょっと久しぶりだったせいか、新鮮に感じられました。
デザートには、夫がやはりトスカーナでは定番のヴィン・サント+カントゥッチ、私はクリーム・キャラメルを食べました。
クリーム・キャラメルと書いてありましたが、実際は、クレーム・ブリュレでした。
似て非なるものですよねー。
私はふつうのクリーム・キャラメル(プリン)のファンです。
食後酒には初めて、アマロ・アヴェルナを飲みました。
シチリアのリキュールなのだそうで、ちょっとミルト酒風。
オンザロックで出されました。
この食後酒はレストランからのサービスで、お勘定は122ユーロ(16000円弱)なり。
もちろんイタリアですから、パンは無料で付くのですが、トスカーナではパンに塩が使われないのが特徴なのだそうで、何か、ぱっとしない味でした。