【2021年11月】翌日は、スペインのアンダルシア地方のエシハの宿をチェックアウトし、荷物を置いて散策に出かけました。
この宿、Casa en el Centro は素泊まりで、50ユーロ(6400円ほど)。
伝統家屋の暮らしをほんの少し体験できた気がして、お値打ちだったのではないかと思います。
この日はまず、中心広場のPlaza de Espana の南西の角にある図書館を見学。
別にここに入りたかったわけではないのですが、ちょっと覗いたら、係の人が手招きするので入った次第。
図書館もパティオを利用した造りになっていました。
パティオの天井がガラスになっていて、そこから隣のサンタ・マリア教会の鐘楼がきれいに見えました。
Casa Palacio de los Pareja というのが、図書館の建物の名前で、かつては高貴な人のお屋敷だったのかもしれません。
サンタ・マリア教会はまだ閉まっていたので、その付近を離れ、Plaza de Espana の北の方向へ。
ふと見ると、屋内マーケットがあったので、入ってみました。
けっこう賑わっていて、地元民の大切な買い物スポットであるらしいことがわかります。
数知れずぶら下がっていたハムや、美味しそうなキノコが目に留まりました。
ちなみに、今回私達が訪れたアンダルシアのセビリア県のすぐ北がエストレマドゥーラ州で、イベリコ豚やハムの名産地です。
市場を出て、前日行ったサンタ・クルス教会のある広場へ向かい、その手前の道を右に曲がると、Casa Palacio de Palma というお屋敷があります。
観光案内所の人が薦めたところです。
今は博物館なのですが、昔の家具がそのまま展示されていて、生活を垣間見られるようになっているのが特徴。
最初、門が閉まっていたのですが、お掃除の人が係の人を呼んできてくれて、入れてくれました。
勝手に見るのではなく、係のおじさんが案内してくれる形です。
非常に熱心なおじさんなのですが、何せスペイン語のみなので、残念ながら片鱗がつかめたかな、という程度。
そもそもは修道院だった所が、貴族の屋敷になったり、軍に使われたりした後、放置されていたところ、修復して、今は博物館として人に見せたり、披露宴会場として使ったりして成り立っているということらしかったです。
ムデハル様式の天井があったり、この地方で独特の伝統的な扉が残っていたり、見甲斐がありました。
入場料は一人3ユーロでしたが、おじさんの熱意にほだされて、少しチップをあげたら、怪訝そうな顔をしていました。
そこを出たら、そろそろお時間。
前日、観光案内所の人を通じて予約したタクシーが来るため、宿に戻って荷物を受け取り、博物館前に移動しました。