【2019年12月】九州の福岡で一泊した後、熊本へ向かいました。
高校時代の友達と一緒です。
ただ、彼女が予約した新幹線「みずほ」は、私たちが持っているジャパン・レール・パスでは乗れないことが判明。
私たちは「さくら」に乗って少し遅れて熊本入りし、駅で彼女と合流しました。
熊本駅は市の中心から、かなり離れたところにあり、そこからタクシーで予約してあった日航ホテルへ。
熊本での予定は全く決めていなかったので、タクシーの運転手にアドバイスを伺いました。
すると、その彼は「個人的に好きなのは天草ですね~」と意外な答え。
え、天草って熊本県だったのですか?
てっきり長崎かと思っていました。
ホテルで荷物を預け、天草方面の地図などを入手し、作戦を練ります。
地図を見ると、天草の島々を通じて、熊本県と長崎県は実は近いのだということがよくわかりました。
九州に住んでいたことがあるのに、案外、知らないものだなあ。
作戦会議の結果、友達がレンタカーの予約など、てきぱきと事を運んでくれました。
レンタカー屋さんが駅付近だったので、今度は路面電車で駅へ戻りました。
この路面電車が古風で趣満点です。
調べてみたら、この市電が開通したのは1924年だとのこと。
その当時から使われているのではないかと思うほど古めかしい電車に乗ったのですが、ネット情報によると、一番古いものでも1950年に作られたものらしいです。
リスボンの28番のトラムほど小さくないですが、あれに近いノスタルジックな雰囲気がありました。
夜には、青い光を放ったクリスマス仕様の市電も見られました。
といっても、市電は観光客向けのアトラクションではなく、しっかりと熊本市民の足として定着しているようです。
乗り物の話のついでですが、この日の夜に乗ったタクシー、窓にレースのカーテンが付いていました。
何か、不思議な異国情緒を感じました。
さて、レンタカーで最初に行ったのは、「宇土マリーナ道の駅」。
私たちはここで、日本三大チャンポンの一つ、天草チャンポンが食べられるかと期待したのでしたが、なんと、売り切れ。
お店の人が「雨で行き場を失った団体さんが入っていらして・・・」と説明してくれました。
そうなのです、せっかくの旅行ですが、雨でした。
仕方なく、私はここで海鮮丼を食べました。
この魚介類が何しろ新鮮。
身が引き締まって固いので、肉を食べているときのように、自分の唇の内側を噛んでしまったほど(時々やって痛い目にあいます)。
この道の駅は、この近所の人々のふつうの買い物の場のようでした。
いろいろな種類のミカンが売られていて、その作り手の名前の札が立てられていました。
なぜか皆、女性名でした。