
【2026年1月】モロッコで過ごした年末年始旅もとうとう、おしまいです。
エッサウィラへの遠足からマラケシュに戻って来た時には、もう薄暗く、昼間以上にひどい渋滞に巻き込まれました。

運転していない私でさえ、ハラハラし通し。
駐車もなかなかできず、暗い中を右往左往した末、ようやくこの晩の宿、Bahia Salam というリヤドに着きました。
前にも言いましたが、マラケシュでの宿のアレンジには手違いがあったようで、3泊は狭い部屋に甘んじたのですが、最後の晩だけは、広々とした部屋があてがわれました。
このBahia Salam はリヤドとはいえ、大型で、スパもあるというホテル並みの施設です。
私たちの「スウィート・メクネス」という名の部屋は花びらが散らばっていたりして、演出もなかなかのもの。
ここに連泊だと良かったのになあ。
一度落ち着いた後、最後の晩なので、もう一度、マラケシュのメディナを歩き回りました。
もはや新味はありませんでしたが。
うろうろした挙句、結局、ホテルの屋上でヴァージン・モヒート(ノンアルコールのカクテル)を飲んで過ごしたのでした。

翌朝、空港へは朝7時に出発。
この宿の朝食はクロワッサンが美味しかったです。
モダンな空港で、11日間毎日、顔を合わせた運転手のユスフとお別れ。
チップとして100ユーロあげました。
運転手としては特に問題もなく、感じも悪くなかったのですが、11日間も一緒にいた割りには、親しみが薄かったです。
今どきの若者で、単に仕事をこなしているというだけなのでしょう。

すぐに人と馴染んで親しくなる夫でさえ、そう感じたようでした。
空港では、夫の妹夫婦と合流。
というのも、全くの偶然なのですが、彼らもこの時期、モロッコ旅行をしていて、なんと、帰りの便が同じだったのです。
彼らは団体旅行で、主に砂漠へ行くツアーでした。
この冬、モロッコでは珍しいほどの雨・雪が降ったため、高アトラス山脈越えが大変だったようで、移動にとんでもない時間がかかった話をしていました。
砂漠でのテント泊は快適だったようで、それなら衛生面に神経質な夫も大丈夫だと思った次第。
またの機会には、砂漠ツアーに行ってみようと思います。
無事に帰り着いて振り返ると、まずは久々の異文化体験がとても楽しかったこと。
イタリアからたった2時間半で、こうした体験ができるというのはラッキーなことです。
そして、過去30年の間にモロッコが上手に変化したことを思いました。

上手に、というのは、経済成長した割には、伝統的な生活や景色を守っているのを感じたためです。
がっかりしたアルバニアと対照的。
そして経済の重要な柱である観光業を伸ばすために、30年前に辟易したしつこい客引きなどは影を潜め、ツーリストが快適に旅ができるよう取り計らっています。
30年前には、モロッコは「一度行けば十分。二度とは行きたくないところ」と言われていたものです。
今はきっと、リピーターもたくさんいることだろうと思います。
このまま平和を保って、魅力的な国であり続けてくれるよう願っています。