【2014年11月】「これは、伯爵夫人の部屋だったところです」--ホテルのマネジャーにこう説明されて通された部屋です。
雰囲気満点。
天井も素敵でした。
この部屋も十分広かったのですが、友達夫妻の部屋は、もっと広々としていました。
ここはイタリアのトスカーナの町、サンセポルクロにある Palazzo Magi というホテルです。
もともとの歴史は12世紀にさかのぼるとのこと。
騎士の家柄のパラミデシ家の宮殿でしたが、18世紀はじめに商家のパッキ家の手に渡りました。
パッキ家はイタリアの食品産業に寄与した商人で、パスタ大手のBuitoni の創始者の奥さんがパッキ家のお嬢さんだったとか。
。
ホテルは16室あり、それぞれ内装は異なるそうです。
ところで、ホテルを取り仕切っている女性はイタリア人とインド人とのハーフだそうで、朝には南アジアの民族衣装姿で現れました。
イタリア人がおしゃべりなのは有名ですが、インド人もそれに輪をかけたおしゃべりです。
その掛け合わせの彼女がおしゃべりなのは当然。
ホテルの謂れを尋ねたら、彼女の身の上話にまで発展、止まらなくなりました。
それはそれで面白かったですけど。