【2021年11月】スペインのアンダルシア地方の町、エシハで、博物館を見学した後、行きたいと思っていたレストランCasa Machin に行きました。
このレストランは、エレガントなお屋敷、Casa Senorial の中に入っていて、パティオ部分がダイニングルームになっていました。
午後1時過ぎだったのですが、お客さんは私達だけ。
2時を過ぎるまでは、誰も来ませんでした。
生活時間がずれているスペイン・・・。
前菜はハムとチーズの盛り合わせをシェアしました。
ワインは度数が14.5度もあるHITOという名前のこってり系のワインで、とても美味しかったです。
暖かい素朴なパンも良かったです。
ところが、メインに頼んだ仔牛のヒレ肉が、生暖かいのです。
付け合わせのポテトは熱々なのに。
夫がオーダーしたラム肉の方は、まずまずで、彼は満足そうでしたが、結局、私のお肉は温めなおしてもらいました。
順番として、私の肉を焼き、夫のラムを焼き、そしてポテトを焼いたという感じでしょうか。
料理を暖かいまま保存できる設備がないのかな、スペイン人はステーキを冷まして食べるのが好きなのかな、などと考えあぐねました。
カルモナに次ぐ体験なので、少なくとも、この地方では当たり前のことなのかもしれません。
再度、出てきたお肉自体は焼き具合も良く、味もとても良かったのですが。
デザートは、ウエイターお薦めのTarta Zanahorias という名前のケーキをシェア。
ナッツ入りのスポンジケーキにホワイトチョコが乗ったもので、まあまあだったかな。
以上で、お会計は97.50ユーロ(12500円ほど)でした。
食後は、観光案内所の人に教わったポイントを巡りましたが、午後3時頃のこの時間は、どこも閉まっています。
外観が面白かったのは、長いバルコニーが特徴のPalacio de Penaflor というお屋敷。
18世紀の建物で、この地方の大地主だったPenaflor侯爵家の住宅だったそうですが、ガイドブックによると、1958年に家系が途絶えたためにエシハの町に安く売られたのだとか。
維持費がかかるので、再度、売られて、高級ホテルになるかもしれないと書いてあります。
中も豪華らしいので、ホテルになったら泊まってみたいものです。
エシハにはたくさん教会があり、特にその鐘楼が凝っているため、「塔の町」と言われるそうです。
その一つ、元はモスクのミナレットだったという鐘楼のあるサンタ・クルス教会が4時に開いたので、入ってみました。
中は暗くて、重苦しい雰囲気です。
スペイン系の教会でよくみられる、木のマネキンのような像がたくさんあって。
6~7歳ぐらいの子供たちが、おじさんに引き連れられて、祭壇の裏側に入って行きました。
おそらく聖書の勉強でもするのでしょうが、薄暗い教会は、子供たちの目に恐い所と映るのではないかなと思いました。