【2020年9月】イタリアのサルディニア島北西部の町、アルゲーロでのこの日は、普通の平日。
夫が朝の散歩がてら、市場に赴き、ウサギ肉を買ってきました。
仕事を始める前に、牛乳、ローズマリー、ガーリック、オリーブ油、パセリでマリネードし、冷蔵庫に保存。
午前の仕事を終えた後、オーブンで料理しました。
香ばしくてとても美味しかったです。
量もたっぷり。
私達が住む英国では、ウサギ肉にはめったにお目にかかれません。
夫がウサギ肉ファンなので、地域のファーマーズマーケットか、ロンドンブリッジ近くのバラ・マーケットで探して買っていたのですが、イタリアのとは種類が違うらしく、もっと大味であることが多いのです。
イタリアは肉も魚も種類が豊富、野菜は味が豊か・・・やっぱりクオリティ・オブ・ライフに差がありますね。
午後にも仕事を続け、放課後になって旧市街へ。
ウォーキングツアーの時に、劇場の見学ができると聞いていたので、それが目的です。
ところが行ってみたら閉まっていました。
どうやら、ジャズのコンサートがあるようでしたが、始まりが9時半と遅いので諦めました。
このまま帰るのは悔しいので、閉まる直前だった Chiesa di San Francesco (聖フランチェスコ教会)を覗きました。
入場料が€2(250円ほど)。
修道院付属の教会で、15世紀後半に建てられたものです。
とはいえ、大理石の主祭壇は1773年、鐘楼は1632年に作られたそうです。
詳しい歴史が書かれたパンフレットを貰ったのですが、それで分かったのは、この教会、実はホテルでもあったのです。
修道院部分の部屋がホテルの部屋になっているのですね、多分。
古い教会の一部屋が、会議室として使われていたほか、回廊では何やら、コンサートでも開くかのように椅子が並べられていました。
一般公開の時間が終わる時間となったので、地下聖堂をちらっと覗いて出てきました。
家(エアビー)に帰って、ビールで一息。
サルディニアでビールというと、Ichnusa です。
ほどんど独占状態と言ってもいいほど、コレしかありません。
ラベルがサルディニアの旗だものだから、郷土愛の強い地元民が皆、これを飲むようです。
サルディニア内では各地域によって主張が異なり、まとまりが付かないので有名なのだそうですが、ことビールに関しては、一致しているとのこと。
ラベルの裏側には、ビール造りに関わっている人々の写真が載っていました。
味は、というと、殊更、異なる味わいではなく、ごく普通に美味しいラガービールでした。